十二粍高角対空双眼望遠鏡
同じような趣味の方は、かならず一人くらいいるらしく

コーティングの有無は不明。
青いコートがかかっているようにみえます。

レンズ回りのリングには、防水のためかドロのようなグリスがぎっちり塗られてました。
メンテナンスの際に邪魔だったのでドログリスは取ってしまいました。
海上自衛隊っぽい
自衛隊の艦船から外した説が有力。
潜水艦か駆逐艦から外したといわれたような記憶がうっすらと残ってます。
NIKONはNIPPON KOUGAKUのこと
「ミリ」を「粍」なんて表記した戦前っぽいプレートが付いてます。
その割に、日本光学・東京の白抜きモジが。
じつは使い道はあんまり無い

本体のみで17kgほどあり、通常の三脚では乗りません。
結婚式場が使う、業務用ビデオカメラ用三脚でも役不足。
回転部を広く取った木製の自作架台に乗せて使用しています。
アイピースが斜めに突き出た高角度対応タイプなので、
天頂付近も観測できるよう耳軸を受けのアームを長く取りました。
対物120mmの大口径で30倍、視野は3度
どの家にも一台はあると思ってたよ。

対物径が120mm。

手前に見える扇型のリングは高度計です。↑
本来はもっと上に来ます。写真では乗せただけ。
実用上、耳軸をぽんと乗せた状態で使用します。

もともと民生品じゃないので使いにくいと言えば使いにくい。
天文ショーのときには使っています。流星群など。
星が流れた後、流星痕という煙がみえるのですが、それを追ってみたり。

レンズは痛んでますし、プリズムもフチが欠けてて、光学製品としての価値はほとんどありません。
まあ、対物120mmの双眼鏡なんてマトモに買ったら車が買える値段なので、
状態は無視して使ってます。
たぶん、私の場合、新品で買ったらもったいなくて外に出せないと思います。
ボロの放出品だからこそ、惜しげなく使えるのかもしれません。
現行品よりミリタリーチックなので、おもちゃとしては最高です。
一家に一台。
移動の際は本体と架台を分けて運びます。
車に乗せて空気のきれいな山や海辺で観測も可能。

デジタルカメラの接写モードで50mほど先の電柱を撮影。
主鏡、アイピースとも細かなゴミが残ります。
肉眼で見たほうがコントラストはもう少し良くなりますが、昼間の使用ではこんなものです。
レンズの影は手前にある蔦植物の影が写りこんでます。
30倍で視野が3度。月面の観測などに向いています。
土星の輪は見えませんが、木星の衛星は普通に見えます。
星団、星雲など暗めの淡い星を見るのが、「本来の使い方」に近いようです。
「本来の使い方」は敵艦載機の機影を探すことなので、
夜中に成田とか羽田に向かう飛行機や、昼間百里に下りる戦闘機を見ては、
ああ、ボーイングだとかF15jとか見るのが正しい使い方ですが、それほど楽しくない。
-*-大型双眼鏡のメリット-*-
天体望遠鏡の低倍率と同じ程度の倍率で、観測できます。
天体望遠鏡は普通上下左右が逆さになりますが、
双眼鏡は成立像で見えるので掃天が楽です。
両目で見たままの像が見えるので、直感的に使え、長時間の観測も、片目で見るより楽です。
-*-デメリット-*-
重いので使うのに覚悟が必要。
対物が8〜10cmクラス、倍率が10倍程度から要三脚で機動性にかけます。
何より重い。本体をどうにかするより、台を見つけるのに時間がかかる。



