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デザイン選考

三脚のデザインは、福島県の近藤さんのデザイン。要は三本あしの椅子です。 安定感があり、 通常三脚のようなヒンジの固定が不要。 脚は固定にします。一般に三脚は折畳式で作るのが普通のようだが、一般的な三脚では軸部分に力が集中する。今回回転部は扁平リング状のベアリングをつかうので、軸一点に集中させるデザインは不可。よってデザインは椅子に近くなる。

作業台ひと手間
作業する台は折畳式の安価なもので、普段はスキー板のWAXがけに使っているもの。スキー板相手なら問題は無いのだが、材木を切るときや、穴をあけるときには作業中動いてしまうのが不満である。そこで、普段なんの訳にもたっていない鉄アレイを二つこのときとばかり持ちいでて、細紐で縛りつけた。自重が重くなり、作業し易い。
穿孔
垂直な穴をあけるために、、友人にもらった安価な旋盤を使おうと思ったが、小さくて使えなかった。そこで、雑誌の付録についてきたCD−Rを利用してドリルの刃をCDに映し、グリップ裏から目視確認しながらきり進めていく。意外にあっさり。このまるい板は特に精度が必要だったから、下穴を開けてから本穴をあけた。
丸くきる
ジグソーを利用して、丸く板を切り抜く。このとき、普通の刃では切れないばかりか、曲げるときに刃に負荷がかかり折れてしまう。そこで、丸く抜き専用の刃を買ってくる。普通の刃より細身で、刃のピッチが大きい。説明書によると専用のコンパスがあって、それを用いて作業すればきれいに丸く切れるらしい。されど近所で手に入らず、仮にあったとしても高くて買えないので、自作する。その辺にあった金具玄翁でひっぱたいてと木っ端と組み合わせて代用品を作るが、うまく切れない。刃が逃げる。ほとんどフリーハンドできることになる。
三脚完成
三脚部分完成。なぜ四脚にしないかというと、不整地面で安定しないから。実際は、三脚は横にかかる力にとても弱い。もっと脚を開くか、座面を広くすればいいのだが、カッコよさの制約と、車の容量を考えるとこのくらいが限界。使わないときはただ邪魔なだけだから、この脚の部分くらい、普通の椅子としてつかえるようにしておく。現在、私の部屋で普通に椅子兼スツールとして利用している。
仮組み

アーム部分をつけてみた。腕のながさは材料をそのままにしたので、とても長い。使ってみると高さはいいのだが、水平回転部と上下回転部が離れすぎていて、がたがたする。もっと短くする作業をしてゆく。

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