「操作」Operation

最初片手もち、その後両手。現在両方使います。スレッド用のジンバルは弓型から共通のものです。一般的なグライドカムやステディカムのスレッド(⊥)とは違うグリップです。畳める弓型9号機で親指リングを付けました。2011年の後半は親指制動、片手操縦です。2012以降また両手保持になりました。両手保持用に設計自体も変えてあります。追記 実際、手元のリングだけでは直進はできません。上下の防振もジョイントへの干渉だけでは不足です。2013/06/29

軸を操作することでカメラの向きを変えることが出来ます。パン(パノラマ、パンニング)と言います。大本の開発者であるギャレットブラウンの操作方法を見ていたら、パンがはやい。一瞬でくるりと回し、ソフトなブレーキ制動をかけています。たまに真似しますが、あんなにうまくできません。

すり足が基本のような説もありますが、体に負担のかかるような歩き方は良くないと思います。まっすぐ歩くのは難しくて、意識できるようになったのは2011年の年末くらい。ちょっと工夫はしてますが、原則、普段の歩きとあまり変えてません。体幹を使うことと、脚の運びに気をつけています。

機材自体が上手くバランスが取れるようにします。自作機の場合形が各人各様になりオモリの積み方の正解が見つからずに開発が頓挫します。作って使った感想を元に改良を重ねることで、その壁は突破できます。写真だけではなかなか分かりにくいとは思いますが私の自作機も形にはそれなりの意味があり、その時々で最適だとおもう方法でつくっています。さすがに初期のころは作り方が五里霧中でしたけれど、作り替えることでそれなりに形になっていきます。

揺れる原因を取り除こう

カメラスタビライザーには安定するものと安定しないものがあります。揺れる共通点はおよそ以下のよっつ。

必要なのは重心を調整できること。ある程度大きくしてオモリをジンバルから遠くへ積める構造。それと、理屈ですね。コツとでも言うのでしょう。あと必要な要素は機体の剛性です。実際しならない程度であれば使えます。歪んだ分が調整できれば使えます。私がアルミの曲げ板でマーリンを作らないのはビヨビヨするから。しならないような厚板を曲げるなら、パイプを加工します。初期のころ試作でダメだったのは針金。オモリを積んだだけで曲がります。問題外です。触っただけで曲がる素材はいけません。次にいダメだったのは水道管。ジョイントに直角と半直角があるので形が自由になります。他所様が実際成功している作例はあるのですが、あちらは熱で曲げた一本もの。ジョイントを使っていないのです。もしジョイントを使うなら接着とネジ止めが必須かと。

装置の大きさは2011年中盤までは、でかいほうがいいなと思ってました。現在全高30センチくらいのマーリン型をふつうに使っていますのででかければいいというものでもありません。重量も適切な重さがあります。使って使い易い適度な重量は個人の感想によって違うと思います。自作の場合、使う材料と加工方法によって左右されます。私は軟弱なのでカメラ込みで1200グラムが上限です。だから、その重量のなかでどうやって効果的に回転止めとなるのか重りの配置に腐心しています。




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