爪ナット

埋め込みナットの一種。おもに鋼材のプレスで作られている、忍者が使うマキビシのような形のナットです。中央にボルトを受けるナットの筒があり、3本もしくは4本の爪が付いています。

使い方

下穴をあけてナットの中心の筒を差し込んでハンマーで打ち込みます。6ミリなら下穴が9ミリから10ミリほど。鋳物の鬼目ナットに比べて軸が細く、軸に抵抗がありませんので軽い工作物や薄板に使えます。むしろ板は爪ナット。

私が使っているのは、カメラスタビライザーという自作のステディカム。形はタンスが倒れないように天井とタンスの隙間に挟む突っ張り棒を思い出して下さい。この工作をしていると、どうしても薄い板を丸い棒に直角に取り付ける必要がでてきます。

板側にナットを付けると脱着や調整が簡単になります。爪ナットはプレスの柔らかい素材なので頻繁に脱着を繰り返すものにはむいていないのですが、痛んだら外して付け直しができて、しかも安いので多用しています。当初は鬼目ナットを使っていたのですが、私が使う素材が華奢なので、相性がわるく素材を傷めることが何度もありました。爪ナットのほうがどちらかと言えば初心者向きです。体重がかかる場所にはあまり向きません。

市販のイスを見ると、強度が必要で負荷がかかる部分は真鍮の鬼目や専用の埋め込みナットをつかっています。爪ナットはあまりつよく引っ張るとボルトが抜けてしまうでしょう。どんなものでも共通ですが、使い道と設計は充分に注意して下さい。



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