古書籍楓

水戸市内にあった古本屋。

立地

水戸千波湖畔にありました。姉妹店が鉾田にありました。水戸市の中心分から西側にずれた立地でしたが、駅と各高校の間にあるので学生むけだったのかもしれません。大人は車で来てましたので、とくに客層を絞ってなにかしていたわけでもなさそうです。 本の一番最後のページの右上に鉛筆で値段が書かれています。いまもうちの本棚にはそのときの本が沢山あります。

品揃え

一般的な古本屋がどんなものかわかりませんが、私は最初に通い始めたお店がここなので、基準が古書籍楓です。 本の並びにかたよりがなく、いわゆる街の本屋さんでした。

店内

お店に入って右側、北側の壁一面に作り付け白い棚がありました。真ん中に背中合わせの人の背くらいの棚、南側の壁も一面の棚でした。大人になってから割とほかの本屋さんと比べて楓はかなり整理されていて、店内も病院かとおもうくらいに清潔でした。

中の棚は定期的に変わっているのですが、記憶の限り思い出してみると、入り口すぐ右手にフランス書院。マンガが並んでいます。膝の高さに平積みようの棚があり、大判の画集とかときどきセル画などがおいてありました。

右奥にアダルト。アダルトは棚が斜めになって面取りしていたようにも思うのですが記憶はあいまいです。 私が良く見ていた文庫棚は作家ごとに分類されていました。黄色い背の講談社文庫だけが別枠で、作家の名前とは切り離していたのでなんらかの意図があるように思います。中公文庫や講談社の学術文庫も文庫ごとに分かれていました。

大半は作家名で分類してあり、角川と徳間と廣済堂で本をだしている作家がいるならば、作家の場所に出版社ごとに並べてありました。おそらくこの辺の分類方法はいまのブックオフと同じかと。

店内同様本は全体的にきれいでした。断裁面の磨きを店の奥でしていて、手磨きだったようです。

いま、ブックオフにある本は研磨してありますが、エアコンプレッサー研磨機でバスンバスンと音を立てて小口をごっそり削るため、カバーのサイズよりもひとまわり小さくなっている本をよく見掛けます。新刊書でも都内で売れ残ると埼玉に置いて、それでも返本した本が水戸に来たときにはカバーにたいして本体がつんつるてんになっていまして、その点楓さんの本は丁寧に磨いてありました。

改装

正確な年度は曖昧ですが。1990年くらいに改装してます。一間分の間口が倍になりました。品揃えは狭いときのほうが圧縮していて面白かった。広くなった分で、店長の作った船の精密模型が飾られていました。帆船の下に私らには読めない古文書がガラスケースに収まり、2000年台までそれなりに繁盛していたようです。

移転

その後、笠原に移転。数回行きましたが、棚の中身が動かず

閉店

正確な時期は忘れましたが、残念ながら閉店してしまいました。最後に行ったのは夏頃。そのとき買った本がいまでも手元にあります。

無くなってしまえばそれきりです。

最後にあった場所は、千波大橋を下って山新を左に見ながら県庁方面に向っていく途中です。千波小を過ぎて笠原水道の森をすぎた交差点と、立体交差のある交差点の中間くらいです。いまめんや福助というラーメン屋ができていますがその隣にあった建物の1階に入っていました。

いまでもあったら行きたい本屋のひとつです。



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