GWは本を読んでやり過ごす

意図して、読んでいる本の内容は語らないようにしています。むかし、本棚を見せるのは頭の中を見せることだからやらないようにと誰かに言われたことがあります。

特に影響を受けない本は言ってもいいかなあ。秋田明大の獄中記は、可哀想だけれど中身がない。思想闘争といっても、やっぱり大学生のやることですから。ふつうのおうちの子で、環境に巻き込まれたと考えるのが自然かなあ。

私が高校生のときにテレビにでてて、どこか中国地方の日本海側でひっそりと暮らしてて、それを観た予備校の講師が、彼の若い頃を観たらしく懐かしんでて。もうそのとき1990年代であのひとはいま観たいな状況ですから、いまさら獄中記を読んでもねぇ。中身を観ないで「おっ」ともおって買ってしまいました。

あとは小説家の愛人の告白。こちらは影響を受けてるので書名を伏せます。なまじ文学少女だから描写がうまい。一気に読んでしまいました。内容?盛りだくさんですよ。

キネマ旬報を買いに行ったら五月号になってて、キムタクが表紙で、僕の清順派アイドルには会えませんでした。明日ユリイカを捜す旅にでます。たぶんあの本屋のあの棚にはあるはず。


駅前の本屋で見かけず。場所がわからなくて。

駅ビルエクセルの川又書店は売り場の改装を機にアートディレクターを入れて社名がオシャレに印刷されてました。雑誌コーナーの奥に入ると全部喫茶店になってて、なんじゃこれはと。若者には居心地がよろしいのでしょうけれど早々に撤退するのであります。

水戸丸井の本屋は閑散としてて、あれなぜ人が居ないかというと9階にあって、そのうえエレベーターのプログラムが賢くて、優先順位を計算して割り出してうごかしてる。賢いことと、箱が早く来ることは別で、今日は五分くらい待ちました。あの本屋が撤退したらきっとエレベーターのせいね。

書店に行かず、四半世紀くらい雑誌をマトモに買ってないので雑誌を捜す行為がしんどくて。

みすず書房」の棚ならぜんぜん苦痛にならないのです。

雑誌って目立つために表紙が多色刷りで、色と写真の反乱には眼が追いつきません。ましてや漫画雑誌から特定の雑誌を選ぶなど不可能でございます。マンガ雑誌はなによりタイトルが読めないのであります。絵柄の判別ができないから手も脚も出ません。

大正時代の生きにくさを想像する

買って本棚に入れておいた本がでてきた。汚い背表紙の下が削れたような本で、英雄の本だとおもったら、どうも禅の本らしい。カバーがなくて、下地の背にある「禅」を「譚」と見違えた。

漢文仮名交じりで「英雄は必ず禅の境地を開いているんだぜ」って内容。気合いで敵がひるんだとか、そういう居住まいの話です。勝てば官軍なのさ。

最後のまとめに「美女がいて、奴らが鬼だから欲しく無いなんて思うんじゃないぜ、欲しいけれど要らないという境地になりたまえ」とある。すごい境地。

大正4年の本で1円何十銭という単位でまず漢数字がよめない。折り返しに昭和18年に神田神保町で買ったとあるので、前の持ち主も古本なんだろう。蔵書印があって神保町の書き込みの人は中国か台湾人っぽくて名前が読めないし本文の書き込みはヤケに達筆で判読不可能でした。

よくあるお話で出てくるのは有名な人ばかり。そして総ルビ。もしかすると日本に留学してきた台湾人、そのころ日本の統治下でしたからそんな学生が勉強ついでに手にした本なのかもしれない。坊さんかなあ。途中禅と宇宙エネルギーの話をしてるし、書いた人はほかにロシアのアナーキストの評伝を書いてまして、大正時代のインテリ向けのオカルトなのか。

自分とはなにものなのかに答えてくれるものが、大正から昭和初期にかけてなんだったのやら。自分を確立するための「すべ」が、いまほど多くなくて外国から来る哲学やらの観念や概念を使ってみるか、昔ながらの宗教に向くかいずれにせよきっと今より生きにくい。

造本は良いね。本郷にある出版社と版元はきっと関東大震災と空襲で焼けてる。読むと疲れるので、また本棚に戻します。

花より文庫

4月と気が付く。曜日の感覚と日付の進み方が早く、もう4月ですよ。

4月といえば。4月と言っても、なんの感慨もなく、ただ過ぎるばかりなり。

新しい趣味は見つからず。中高の時に読んだある芥川賞作家のエッセイの再編集版を読む。沢山居る作家の中からこの人を選んだ。今読んでも面白い。読みやすい。本屋の文庫本の棚からどれでも自由に選んで良い状態が数年続いて、そのときの読書経験が今の私を作ったと考えると、その供給元である今は無き古本屋はサラリーマンの読み捨てた中間小説と作家のエッセイが並んでましたので、昭和のサラリーマンのおもうエンターテイメントで育ったのが私です。

だから、いまごろになって全共闘世代に人気のある作家の本を集めたりしてます。平成は読まなくて、どういうわけか今頃になって純文学のほうに傾きはじめ、でも小説読みではないのでエッセイや対談集を選んでます。

わりとマトモな教科書に載るような作家は、だいたい文章が上手いことがわかりました。でも、読まなくてもいいなあと思う作家はその何倍もいらっしゃいます。私は浅く広く読めるとは思いません。なるべく読める本を読んでいきます。

スコープに目を付けると痛い

偽りの心で文芸作品を読みても居心地は悪く古巣に帰るのです。
並木書房
ここちよい。

図書館に小説を探しに行きました。ふだん読み慣れない作家の本を読むのは難しい。どうして読めないのでしょう。読めない理由は文体で、あまり長い文章は苦手です。人気作家であろうと相性ですから。私にとっての人気作家は世間の人気作家とは異なります。

そして順当に機械の本とかカメラレンズの本、最後は地元の戦災手記に舞い戻りまして、やっぱりこっちかと道すがら並木書房を1冊購入して読んでおります。錆びたAKが出てきてしっくりするのです。泥の汚れと腐ったニオイは洒落た文芸とは無縁です。オシャレな君は「海燕新人文学賞」を読みたまえ、僕は並木書房だ。

ママの狙撃銃 (双葉文庫) | 荻原 浩 |本 | 通販 | Amazon
こちらはレミントンM700が出てきます。問題は使い方で、スコープに目を押し当てるようにして発砲する描写があり、うん、きっとあれだ、ドラグノフみたいな蛇腹のゴム見口が付いているのですね。

How to Avoid a Painful SCOPE BITE! – (The Rifle Scope Hitting You in the Face)
痛くない解説動画に安心して。目とスコープは7㎝以上離せとお姉さんは仰せらる。

水戸市立西部図書館は円い

水戸市立西部図書館

実写映画「図書館戦争」の予告30秒に出てくる階段を上ってきました。

水戸市立図書館|西部図書館
Googleマップのリンクがぶっ壊れてる行政っぽいサイト。

頼りの綱は手書きマップの記憶という、ヒドイ状況でスタート。マクドナルドを目印に進んでみたのですが、目指すべきマクドナルドをひとつ間違えて済生会病院のほうに向ってしまいました。鉄塔は高圧線ですから線状に林立して目印にならないことをこのとき知った。

見やすい地図ってなんだろう

国道50号の交差点は、日産自動車、進学塾の茨進、その向いに弘道学館、ソフトバンクがあり、水戸寄りにマクドナルドがあります。赤塚駅前の開発に伴いできた、駅から北進する四車線の大きな道路。地元のひとは絶対に間違えませんが、不案内な部外者から見ると、通りから離れてどこにあるのか分らない赤塚駅なんて目印にはならんのです。

なにより困るのが、その地図を読んでちいさく書いてある川と鉄塔しか覚えてなかった私の記憶力。自転車乗りにとって重要なのは川と鉄塔ですよ。だいたいそれでなんとかなるんです。

本を読む午後

気になる本が何冊か。元水戸市長の佐川一信氏が寄贈した法律書のコーナーがありました。労働争議やら炭坑の争議の資料が充実してます。

人物もいろいろで、私には見えないだれかとお話してるおじさんとか、水戸黄門第一部のビデオを借りて見ているひととか。私は映画の棚と写真の棚を眺めてて、次に買うべき本を探します。郷土史のコーナーを発見し、戦災の手記を読んで知ってる人を見つけてしまいました。

円い図書館なので、気が付くとデジャブ。同じ本にたどり着きます。思ったほど大きくないけれど、なかなか充実した図書館でした。

映画『図書館戦争』 | 観光いばらき(茨城県の観光情報ポータルサイト)
行政らしいサイトその2