シリコンオイルを使ってキーボードを軽くする方法

キーボードの清掃には2つの方法があります。
キーボードを完全分解して水洗いする。
キートップのみ外して清掃する。
通常キートップのみ外すことになります。

キートップを外す専用工具がありますが、なければケーキ用の小さいフォークでできます。
まっすぐではなくて、先端がカーブしているタイプをよく使います。
スプーンの柄やへらでもできます。

水洗いには分解が必要です。

分解して水洗いする方法
一般の方はそもそもキーボード自体を分解してみようと思わなそうで。
分解する理由がないそうな。
キーボードの分解改造に励んでいた私には朝飯前なので早速分解します。

背面のフタから見えるネジを全部外します。
保証シールの後ろにネジが隠れているネジがあります。
モナカ構造のツメを折らぬように丁寧にしましょう。

裏返した状態でそっと外す。ゴムのドームが散逸すると面倒。
ゴムがシート上になっているものは扱いが簡単です

メンブレン自体はメンテナンスのしようがありません。
下手に触らないことが吉です。
水洗いの場合はキーの脚をくわえ込んでいる網状の台座ごと水洗いまですればきれいになります。

【メンテナンス】
水洗いまで済ませると、汚れも落ちるが油分も落ちてしまいます。
そこで注油。一般的に油なら何でも良いのですがシリコンがお勧めです。。

クレ556等をつかう例がネット上で紹介されていますが
今までの経験から金属用のオイルを樹脂に使うのはよろしくないのです。

もともと石油製品であるプラスチックと組成が近いオイルはプラスチックを侵食してしまいます。
樹脂を侵さないシリコンオイルを使いましょう。
入手は機械油の一種なので工具売り場で普通に見付けることが出来ます
ここで紹介しているのは上から電動ガン用です。ほかに模型、時計用など。

【シリコンオイルの使い方】
プラスチックの擦れた跡にはカスが溜まります。
キーボードの脚を引き抜いたならば、このカスと汚れを取り除きましょう。
オイルに浸した竹籤をキートップの足に塗っていきます。
軽く湿れば十分です。こぼれ落ちるほど塗る必要はありません。

キーの数がたくさんありますが、すこしずつ作業していきましょう。
余分なオイルは布やティッシュでぬぐい、底にたれないようにします。

注油することで渋っていた動きがかなり軽くなります。入力スピードもアップします。
端っこの方にあるキーを押したとき、カクッと引っからなくなります。

【接点の種類】
今使っているのはメンブレンという、接点がビニールシートでできたモデルです。
メンブレンは二重、または三重になったシートに接点が印刷されています。
半球状のゴムでおされるとシートがたわんでシートが接触し通電するしくみです。
メカに比べると廉価版です。今世にあるキーボードのほとんどがメンブレン式です。

「通」のみなさまはメカニクルキーボードというキー1つずつがスイッチのモデルがお好みです。
ウチ心地は最高でずかパーツ点数が増えるので高く付くきます。