「エンジン」をみておもうこと

月曜9時のドラマ「エンジン」
最近みてみてます。鈴鹿を走りたくなった。2輪でな。
ドラマ自体は「がんばれベアーズ」の木村拓哉版でしょう。
もしくは、エステベスの「飛べないアヒル」か。

子供と大人の葛藤、子どもひとり一人のエピソードを重ねつつ、筋を動かして行けば、子どもの数だけ話しが作れますから、上手い作戦です。子どもの場合成長しますから、それだけで話しが作れる。制作費を無視すれば、「エンジン2」も実は簡単に作れる仕組み。成長した子どもたちを描けば通年で連続ドラマもイケるでしょう。話しが切れたらドライバーを海外転戦させりゃ良いんだし。

紅の豚も空中戦だけ見せろと思うアクション重視派の俺なので、小雪を真中に置いた恋の駆け引きとか、話としては邪魔。毎回レースシーンと子どもだけでかまいません。女を出すと見るのが面倒くさくなる。

気の弱そうな長井秀和みたいな保育士の描き方が極端過ぎるし。あいつのキャラクターだけ野島伸司に書いてもらおう。確実にだれか刺すね。確実に死人が出る。死なない場合でも建物がは燃える。教育学部出身者ってたまにああゆうのもいますけどね。ふつうはもっと柔らかい。

まあ、脚本化が女性ですから、小雪の立場で書いてるんでしょうけどね。男だとあのキムタクのライバルのドライバーに、あのキャラクター設定は気恥ずかしくて出せないもん。あれ少女マンガですよ。

相変わらず演技はキムタクのそれでしかなく、高島・姉御・礼子の子どもが出てくるんだろうなあと伏線がちらりとみえて、感動の再開シーンはどこでやるのかなと推理したりして、疲れる。素直に楽しめば良いのでしょうけど。

商売柄一番気になるのは毎回キムタクが寝てる部屋に詰んである古本。たまにタイトルが読めると読んじゃう。頭の上にある、コクチしか見えない奴が気になるね。絶対「汚れた英雄」がはいってるとおもう。「ガラスの仮面」とか。