リートフェルトの椅子 レッドアンドブルー

オランダは自転車王国だ。
オランダの風景をながめていると、自転車ばっかり走っている。

駐車スペースも自転車向け。市街地の道路は街路樹を縦に配置。
街路樹と同一線上に駐車スペースを作り駐車スペースの外に歩道、
内側に車道と自転車の走行車線を備えている。
はみ出す車が無いから自転車も快調に飛ばせるみたい。
M5もChallengeもオプティマもオランダの自転車メーカーだね。

あの道路配置は合理的。
車歩道分離もできないダメ行政のとある国からみるとうらやましい。
非産油国の若者がリッター5kmしか走らない輸入アメ車に乗る風景より、
小型車を並べてチャリで暮らすオランダ人のほうがえらいなあと思う。

さて本題。
TBSの世界遺産をみた。リートフェルトの作った不倫相手の家が出てきて。
ええっと、シュレーテル邸ってんですか?愛人の家。
ウチの近所にも某お妾さんの家があるんですけど、あれなあ、世界遺産?

それで、リートフェルトの作った家なんだけれど、見たら欲しいね。
いいなあ。簡単な作りで。
オランダ人って、モノの考え方が合理的なんですかね?
工芸品は凝るよね。

◆ユニバーサル・ソルジャー・デザイン
北欧諸国は隣りの大国ソ連と戦争を繰り返してまして
大勢負傷した兵士をかかえてしまったそうな。
彼らのために使いやすいものを作ったのがユニバーサルデザインのはしりだそうな
あのあたりの国は、モノには凝る体質みたい。

石とレンガの文化だから、物持ちが良いんだろうし。
オランダくらい高緯度になると、モノが腐らないんだと思う。
少なくとも、やっすいカラーボックスが湿気で腐る気候ではないよね。

日本のように三ヶ月で陳腐化するものではなく5年10年とつかえるものを買うから、
自ずとモノの考え方も変化して、家具でもなんでも面白いものをつくれんだろうなあ。

リートフェルト自体がどうえらいのかぜんぜん分からないけれど、あの家は欲しいぞ。
光ファイバーと本棚は追加しますけど。