文学のポン引き

テレビ
NTV系列の新宿歌舞伎町実録24時みたいなやつを見た。
僕は歌舞伎町には縁がないので、いつも別な星の話だと思ってみる。

質屋さん、ホステス、水商売専門の不動産屋さん、ホストが出てきてた。
ポン引きの人も出てきて。
サラリーマンの歩く姿から上客かどうか判別。
なるほど懐具合は歩き方に出るらしい。

ちなみに私はあの手の業界から声をかけられたことがない。
背広着て夜あのあたりをうろつかないのだ。
背広を着たのははるか昔のことでもう覚えていやしない。
やはり、別な星の話だ。

「逆に堀江しのぶ写真集なんかどうですか?」といわれたら行くけどさ。
そのポン引き屋さんによると、そこの減ったスニーカーで
すその短いチノパンは私服警官らしい。
それ、普段の俺の格好ジャン。じゃあ、だめだ。

読書
Amazoniaアマゾン・ドット・コム成功の舞台裏を読む。
アマゾンの立ち上げ時期に編集者の手記。
レビューを専属で書いていたそうだ。
文学書を売ってお給料をもらうため、
文学のポン引きだと自嘲気味に書いた一節をおもいだした。
引き合わせるものが別でも同じポン引きなんだな。
すべての広告業はポンビキなのかもしれない。