「あなたのハートには何が残りましたか?」

金曜の夜「こちトラ自腹じゃ」をたまに見る。
ちゃんと機能している数少ない映画批評だ。
映画監督だから、映画を見る目が厳しい。
映画はすべて美しい、といった性善説ではなく、
モノとして客観的にみてるゆえに辛口なのかもしれない。

一方淀川さんや水野さんは映画会社の広報出身。
小森もおばちゃまも、淀川さんがらみなんだ。
淀川さん、本では結構辛い評をつけてましたけど、
やっぱり映画界よりの広報的な評になることが多い。

ちなみにおばちゃま、経歴をみたら「菊池寛の愛人」とある。
愛人歴は履歴書にかけないだろう。

昔の木曜洋画劇場も面白かった。木村奈保子は復活すべし。
だって、チャックノリスの「地獄のヒーロー3」とかみせておいて、
「あなたのハートには何が残りましたか?」といわれるわけです。
なにも残らないって。ベトナムは大変だ、くらいで。
大人になったらあれを撮影している六本木のバーに行こうと思っていた。
大人になったけど六本木にはまるで用が無くて果たせていない。

個人的には荻昌弘さんの肩肘張らない自然な映画評が好きです。

真珠夫人
男を叱る
荻昌弘の試写室(日本映画編)