撮ろうと徒労

ひさしぶりにカメラを持ち出して散歩しました。途中、イタチのような毛並みの小動物を見かけたのでカメラを準備。動画にして近寄りますが姿形がありません。田んぼの土留めに沿って逃走できるルートは限られていますが見失いました。野生の偽装行動は私の想像を超えています。

どこか歩いていける場所でツツジが咲いている風のない斜面は無いものか思案してもそんな場所はどこにもありません。風も強いし大人しく家に帰ることにします。田んぼ沿いにすこしだけ遠回りして歩きます。用水路にフナが泳いでいます。私の姿をみて逃げるのでしばらく泳ぐ姿を楽しみました。ふと手前の草むらをみると赤い金魚がでてきました。私の姿をみて逃げます。子供のころなら釣り竿を使って金魚を狙って釣るところですが、いま私が背負っている袋にはあいにくカメラを支える杖しかありません。

途中の自転車屋さんの軒先に折りたたみ自転車を見つけて値段はいくらかとさがしましたが見つかりません。店員に尋ねるほどでもないけれど、メカの凝った一台です。車輪がちいさいので乗りにくそう。

結局釣りどころか写真の一枚も撮らずに帰ってきました。