次回作はビデオカメラ用

一眼は重いから、家庭用ビデオカメラ対応のスタビライザーを作ろうとモックアップを作りました。モックなので素材は段ボールです。

アルミパイプの先端にパイプキャップを差し込んでカメラステージを直接ネジ止めしています。携帯電話と同程度の軽いコンパクトカメラは問題ないのですが、一眼レフで800グラムほど、家庭用ビデオカメラで500グラムとやや重いカメラを乗せるとなると、うちの機材はテキメンに強度不足に陥ります。

対策としては、全体の強化。負荷がかかるのでその分強くせねばなりません。
パイプ径を太くして構造は現状維持とする案もあったのですが、パイプ径を太くするといろいろなものの前提が変わるのでやりたくありません。たぶん20ミリのパイプを曲げて使うのは無理。曲がるけれど思い通りにはならないでしょう。

もうひとつはジンバルとカメラの距離を短くする方法。

後者のほうが実現可能性が高くいままで何度も試案だけは絵にしてきました。絵ではどうにもまとまらないので段ボールの実寸で切り出してみますと、問題となる部分が分りました。パイプとジンバル側のグリップの取り付け方法に難しい問題があるのです。これまでは曲げたパイプに、一回り太いパイプを斜めに差し込んできました。今度はパイプが途中で切断されているので同じ方法は使えません。原寸の段ボールを眺めていると、使える方法はどうも1つくらいしかないと気がつきました。材料も実質選べません。

パイプをまっすぐなまま使うふつうのスレッド式にして内径20ミリの6204zzのベアリングを使って作っれば良いのですが、シールドベアリングでこのくらい太くなると、回り始めの負荷が高いのでカウンターウエイトでまわさなければならなくなります。全体をせいぜい1500グラムまでで使いたいので、一般的な方法は使いたくありません。それなら市販品のほうが楽でしょう。

ジンバルの部分はなにかと作るのが難しいのです。私は出来ない物から逃げ回ってばかりいます。