手作り甲冑と乾漆

アスカのプラグスーツの肩のところを観ながら、どうやってあれを作ればいいのか考えてしまいました。発泡ウレタンのたぐいは接着がしにくくて、曲面が非常に出しにくいのです。皮か。フェルトかなあと考えながらネットをうろついていると、手作り甲冑のサイトに行き着きました。プラスチックを多用した甲冑だそうで、キット販売もされています。

甲冑もいいんですが、アスカの肩のところの曲面は熱可塑性の高いなにかで、一枚板を加工してつくるとキレイな曲面がでるはずで、あの曲面をだすのにたとえばクルマのパンパーにつかうポリプロピレンを熱加工して作るとなると、雄雌の木型に押し込むことになるのでやることが非常に大がかりです。

自転車の風よけを作るときも同様に樹脂板で曲面が作りたくて作れなくて困ったことを思い出しました。手っ取り早いのはFRPなのですが、チクチクするのは嫌なのでパテか。パテも万能ではないし。漆という日本古来の素材もあるのでむしろこちら側から攻めてみるのも一考。

趣味のページ/甲冑/鎧/兜/武具
笠間の電気屋さんが趣味で甲冑の補修をした記録がこちら。
ヘルメットは薄い鉄板を重ねて丸くしてあるのですね。

ぐい呑みの布着せ : 漆職人のかぶれにっき
漆はちくちくしない代わりに、かぶれます。薄い麻布を素地に使えるのは利点です。

乾漆(アクセサリー)作業工程|伊勢市産業支援センター|三重県伊勢市
雌型を作って押し込んでいく作り方。

手軽な漆工芸1(乾漆):暇人工房 月一ブログ:So-netブログ
釣り竿の握りの作り方。梨肌のグリップはこうやって作るのだ。

乾漆像を作る
いまふうの素材でつくる仏像。