今年のは面白かった高校生クイズ

2000年代に高校生クイズがありましたけれど、どれも最終的にはアタマの良い高校の男子が戦う図式になってまして、そんなの全国模試でヤレと、毎回つまらんと見てませんでした。2013年の高校生クイズをたまたま見たら、パリの町を走り回っていて、往年のウルトラのニオイがしたのでちょっと見てしまいました。カメラマンも男子高校生も走る走る。あの疾走感は懐かしい。クイズですから物をよく知っている子が勝つのは当然なのかもしませんが、私があこがれて見ていた福留さんが司会のウルトラクイズって、もっと人間を描いたドラマでしたよ。

良く考えられた問題だなあと感心したのが、パリのマンガ喫茶でフランス人に人気のマンガ本を選ぶ問題。答えの本をレジに持って行って回答することになります。問題の選択肢のひとつが少女マンガでした。なにせフランスですから背表紙がに日本語が書いてありません。フランス語版のタイトルを理解するか、もしくはマンガの絵柄が分らないと答えられない仕組です。

準決勝なので四チームの対戦。慶応とラサールと広大附属と長野高校が漫画本をさがします。チームに「みこしばさん」という女子がひとりまざった長野高校が一歩リードしました。ほかの、青春の1ページをクイズにかけてしまうような男子編成チームは少年マンガを読んでも少女マンガを読みそうにありません。該当する少女マンガの絵が分らないのです。ここでの番狂わせのおかげで全国模試の焼き直しみたいな決勝戦にならずに済みました。そこまで見越した構成と問題を作った放送作家に往年のウルトラにあった勢いを感じました。

決勝のバラマキクイズも懐かしい。単純に知識量を問うのがウルトラの精神ではありませんから、今年みたいなのが面白くて好き。だいたい、ウルトラクイズのときも成田で飛行機に乗る前はじゃんけんでしたからね。次回もこんな昔のウルトラクイズっぽい構成だと見てしまうかも。


僕の好きなウルトラクイズ

Le Majordome: Amazon.fr: Paul Meurisse, Geneviève Page, Paul Hubschmid, Micheline Luccioni, Lutz Gabor, Jacques Seiler, Henri Lambert, Noël Roquevert, Jean Delannoy: DVD & Blu-ray
ちょっと違う。

Black Butler / Kuroshitsuji – fr
こりゃ、見つからんね。