夜中に地震はやめて欲しい。ようやく寝たところなのに。床に耳を押し当てて寝ていたので地鳴りの時点で目が覚めて、揺れはじめたときには外に逃げられるように戸をを開けてました。
さすがに震度4になると家が軋みます。311の時はそのまま外に出て、立っていられなくて座り込みました。
家から外に出るほうがよいのかどうかは分りません。日本家屋の多くが屋根瓦を積んでおり、瓦は地震の被害が出ないようにわりあいヤワイ針金で留めてあります。揺れると瓦を落として家本体を守る仕組みです。昔の人はよく考えています。
瓦の落ちる方向のドアから外にでると瓦が降ってきます。なので、でるドアは予め決めておきましょう。震災のときは自分の家の瓦が落ちたのに気がつかなくて、隣の家だとばかり思っていました。まさか自分の所とは思いません。心の中で自分は大丈夫だと思う保護機能が働いてたいしたことではないと思いたがるのでしょう。
瓦が落ちたあと、ヘルメットを被って早速跡形付けをはじめました。いま考えると危ないからやらなければ良かった。あのときは冷静なようでそれほどではなく、部屋がぐちゃぐちゃになったので直すことばかり考えていました。
火事になったらどうにもならないと思ったので、ロウソクは未使用。幸いポケットラジオが各部屋に一台くらいずつあったので、あとは懐中電灯と夜は寝る方向で生活していました。
そんなことを思い出していたら眠れなくなって、でも次に来たらだいぶ余計な物は捨てたから平気だぞと言い聞かせて、なんとか眠りにつきました。ただ、変な時間に起きたので一日不調でした。