マウントアダプターは買わない

カメラ部品をたかつかみ中。相場を知らずに勢いで買ってしまうので、あとで値段を調べると損した気分になります。いちど痛い目にあうと覚えますから二度は間違えない・・・ないと信じたい。マウントアダプターを使ってフランス製の映画用レンズを取り付けるとか、ツアイスの古いレンズを載せようなんて髪の毛の先ほど考えていません。ほんとうに。考えたらまずい。すでに先人がいるので、そこには行かないぞ。宣言しておかないとやめたことを忘れてしまう。

ここに宣言しよう。

マウントアダプターは買わない!

暇でカネがないと難しいことを考えはじめます。スタビライザー撮影なんてものはその最たるもので暇だったからはじめたんだと思います。できそうで出来ない工作が楽しくなってしまったのが運の尽き。

タイミングが違っていればもっとほかの趣味になったはず。スキー板か自転車を作るか。たまたまそのとき私のカメラブームに当たっただけで、時期がずれれば手芸とか染色に手を染めていたかもしれません。同じ工作でも不思議なことに模型はぜんぜん興味が無くて、プラモデルのたぐいは触らず。素材からなにか作らないといけないルールに縛られています。なぜそうなっているのかは自分の中でも謎。

自転車も大量に買ったしスキー板も大量に買ってもてあました経験から、マウントアダプターを買うとひどい目に遭いそうなのでやめます。大事なことなので二度言います。カメラを満足に使いこなしてないので、これから使い方を修行しようと思います。分解して、目隠しをして手探りでカメラとレンズを組み立てる練習をします。暗闇でも写真が撮れるようにします。つぎに、立った状態で望遠を使う練習も必要でしょう。

あいにくイメージスタビライザーなんか付いたレンズは買えそうにありませんので400mmを立射でどうにかします。撮影の機会を増やさないとなりません。なにかのイベントに足繁く通う、紅葉をみたら葉っぱを撮りに行く。

自転車移動なのでカゴのある自転車が欲しいです。自転車は処分したのでいまある長距離サイクリング対応の自転車はリアカゴつきリカンベントなので、ここにスタビライザーとカメラを入れたカバンを積んで撮影しにいきましょう。気がつくともう冬なので、寒くて出かけたくないのが正直な気分。

心象風景を動画にする趣味もあんまりよくわかりません。カフェに行かないのでカプチーノの泡で書いた絵とか撮れないし。きょうは空の動画を撮りました。寒冷前線が川の上を通過するときに、海からの暖かい風とぶつかって渦巻く雲に見とれてしまいました。天気図の読めなそうなカメラ女子とは話しが合わないように思います。ごらんよあれが寒冷前線だよ。

構造体に対するフェティシズムがあるので、橋の写真を撮りましょう。鉄の、昭和30年代の橋がいいですね。橋の溶接とか鉄の継ぎ目が大好きです。カメラ女子とは話が合わないようです。ごらんよあれが昭和34年に横川橋梁が作った橋だよ。

自転車も、宮田丸石はママチャリでも違います。私は違いが分かる男なのです。でも、こないだ糸川英夫教授のドキュメンタリーをみてて、と零戦の区別が付きませんでした。日本の軍用機ってなんかどれも一緒に見えてしまいます。身近な自転車に比べて戦中の航空機は興味いが薄いのです。糸川先生はラムダロケットを4本壊して引責辞任して、ちょうどそのあと「逆転の発想」が書店に並んでいたのはロケットをやめたからだったんですね。

戦前の飛行機の「隼」に思い入れがまるでない私からみると、ペンシルロケットはうっすらと知ってるくらい。平成教育委員会にでてくる、ストラビバリウスを越えるバイオリンを作るんだと張り切るおじいさんでした。おおすみが上がったときは、直接は関わっていなかったのですね。

新装版 逆転の発想 天才だけが辿り着いた「成功法則」

探検発見 : 宇宙航空研究開発機構 内之浦宇宙空間観測所

嫉妬と恨みのマネージメント 糸川・隼からイトカワ・はやぶさへ – NPO法人 知的人材ネットワーク・あいんしゅたいん