アイソン消えてラブジョイ

郵便局に出向いたらアイソン彗星の記念切手がありました。近日点で吹き飛んだ彗星の切手は使いどころがわかりません。結婚式とかの案内状に張りましょうか。二人は宇宙で粉々になりました?葬儀の案内には良さそう。故人は生前星になりたいと言っており。祝い事はよくないですね。子供がうまれたときの切手にも良くない。

彗星は発見者の名前をつけるのが習わしなので、アイソンさんも人名かとおもいきや「国際科学光学ネットワーク」の頭文字だそうです。そんなに悪い意味にはなりません。ちなみにアイソンのうらでひっそりと飛んでいるラブジョイ彗星は、ラブジョイさんが見つけました。

Meet the … Terry Lovejoy – interview | www.skaw.sk
五島の不思議なマウントを使って写真をとってます。

アイソン彗星観測ノート

吹き飛んだ彗星の観測ノートです。アイソン彗星はどこへ行ってしまったのでしょう。みんなの心の中を飛んでるってのは使い古しのつまらない表現です。

彗星がすごくでかくなるって詐欺は彗星が来るたびに繰り返されます。彗星は地球より太陽に近い場所を通りますので観測が夕方か朝早くの太陽に近いときにしかできません。遠くから飛んでくる雪の固まりですから、正確な予測なんてできやしないんです。彗星が来るたびに次は大きくなると言われて待ち構えて20年くらい観測をしていますけれど、尾っぽがきれいに伸びて面白かったのは百武彗星だけでした。

最初がハレー彗星ブームでしたが不発。その後縁あってコメットハンター御用達の大型双眼鏡を入手して台を作って待ち構えましたけれど、結局使ったのは1999年のジャコビニ流星群の時だけで、百武彗星のときはなんか適当な単眼鏡でみてました。肉眼でも見えるので、家の床に寝転んで窓越しに眺めていたのを思い出します。

だから定期的にでかくなるといわれる彗星はそのうち期待しなくなりました。天体機材屋の都合なんじゃないかと最近は疑うようになりました。