鞘に収まらない

※ペティナイフの鞘(さや)を削る
ペティナイフの鞘(さや)を削ってみる

【元の鞘に収まらない】
家のペティナイフ。買ったは良いのですが刃がむき出し。

竹で鞘を作ることにしました。
そのまま現物で作業すると怪我をするので、刃の形をボール紙に写し取ります。

このくらい、竹を二枚貼り合わせればお仕舞いだろうと気軽に作業を始めました。削ってみると竹は案外削りにくい。目が揃っていますが繊維を縦に切るのが至難の業です。

それでもなんとなく鞘らしい形にして組んで見ました。すると、竹の内側にある彎曲は細身のペティを入れるには不向き。作業を始める前に材料を小さく切りすぎたから刃を収める空間に余裕がない。

このままではいかんと、方針転換。竹の板を平らに削り、片方の竹板にペティの刃身の厚さとおなじ溝を掘りました。ここに刃を収めてもう一枚の板でフタをするとうまく収まるはずだよ?

ためしに輪ゴム巻いてボール紙でとった型を挟んでみると丁度良い感触。するするっとボール紙の刃が収まります。よくできました、この時点までは。

【転落】
そうだ、ガスであぶって固くしよう!とガスレンジへ。焦げた色もつくし一石二鳥だよと加熱したら材料自体が縮みました。そう、小さくなって刃がはいらない。竹もなんだかより平らになってしまいました。

天然素材恐るべし。

現物を入れてみましたが、キツキツで鞘の出し入れの際に怪我しそうです。これではJISマークもSTマークもCEマークもとれなそう。とらないけど。

作り直し決定。

【本体】
メーカーはヘンケルス(Henckels)。
そこのペティナイフです。ものは悪くないのですが鞘が無い。
製品はこちら。
Henckels ロストフライ ペティナイフ 10070-130

包丁・はさみ・鍋他家庭用品-ツヴィリング J.A.ヘンケルス

このシリーズは刃が薄くて鋼材がしっかりしてます。メーカーは台湾にも工場を持っているので、「ゾーリンゲン本社」でも低価格製品はどこで作ってるのやら。

そうはいっても製品の質はよくて、私が適当に作った鞘に収まらないペティナイフは切れ味鋭くちょっと怖い。アマゾンレビュでは低評価ですが、まー、世の中には「刃物は研いで使う」ことを知らない人が居るので話半分。

ちなみに、いまは怖くて研げないくらい良く切れます。

材木に収めて磁石で止めるか、それとも竹でもう一回作り直すか。アルミの板を曲げただけでも十分だけどどうしよう。夜中に枕元にソロリ新左衛門が立ってたら、もう一回作ってみるよ。

曽呂利新左衛門 – Wikipedia

OPINEL(オピネル) フォールディングナイフステンレス#8 41438
オピネルのがフォールディングで便利だと思うよ。