ユニクロ角サドルバンド 80mm

カメラスタビライザーのフォークを作ります。


素材はユニクロサドルバンド。幅20ミリの鉄板。左右の耳の部分を切り取って使います。

ホームセンターにはいろいろな金物があります。先日はホースバンドを使うつもりで買ったのですがやっぱりやめて、今日は鉄板を買うつもりで出かけました。幅30ミリの20センチほどのまっすぐな板を二度曲げてフォークにしたい。

当初建築用の定規みたいな鉄板を使うつもりでした。触ってみると素材は3ミリの肉厚の鉄。厚すぎて曲がらない。曲がったとしても相当苦労します。工業用のベンダーで油圧を使って曲げればきれいに曲がるかもしれません。家で手で曲げるには曲げの部分にノコギリで筋を入れて万力で挟んで曲げることになります。強度は下がるし正確に曲げる自信がなくなりました。

その点、ユニクロサドルバンドを使えば曲げ加工をせずに済みます。ただボルトを通すため12ミリの穴と、切断はせねばなりません。金物の曲げと切削のどっちが面倒か考えたとき、私は切削をしようと決めました。

切断は時間がかかりました。ノコギリの刃が円くなっているのか、ふだんアルミばかり切っていたため体が鈍っていたのかなかなか切れません。切削油を大量にかけて時間をかけて切断します。

直系12ミリ穴をあけます。小さな穴をいくつかあけて12ミリの穴を作ります。小型の卓上ボール盤を使い2.5ミリの鉄鋼ドリルで雪の結晶のような星形の形に穴を繋いでいきます。12個あけて広がった花火のようにします。このとき、穴どうしは繋がっていません。細いドリル沢山穴をあけると刃が逃げるので、ポンチで下地を作るとき、わざと繋がらないようにしています。1.5ミリほどの繋がっている部分は手製のタガネで切り離し棒ヤスリで整えます。

コの字の金物には三ヶ所の穴が必要です。中央の12ミリの穴はボルトが動かないようにギリギリの大きさに収めます。穴の場所も可能な限り中央にしておきます。この部分はベアリングを一方にだけ保持する片持ちになるので、ボルトはほかの部分より太いものを使います。

コの字型なのでそのまま旋盤にはかけると曲がるので、コの字がロの字になるように角材を挟みます。角材を挟んだまま12ミリのときと同様にポンチで下地を作ります。

左右の腕の部分に8ミリの穴をあけてるところで今日の作業時間が尽きました。

8ミリなら一気に作れそうですが、手持ちのドリルはコード式の小型旋盤とコードレスのハンドドリルしかありません。コードレスでは8ミリどころか3ミリの穴をあけるのも苦労するので、卓上旋盤を使ってあけていきます。卓上旋盤ですからドリルの固定位置は上に上がりません。80ミリの四角い箱は、背の低いドリルを使ってようやく削れるギリギリの大きさです。

中央のブロック部分はすでに作ってあるので、穴が開いたら半分完成です。

カメラスタビライザー本体は今までの手法を使い単純に大きくします。カメラステージの調整用の金物も、例のアレを使って簡単に作るので残りは1日あれば終わるはず。

それにしても鉄を切り穴をあける作業は疲れました。同じ大きさのアルミにくらべて三倍の時間がかかりました。

できあがりの想像図は以下の動画のようになります。

How to Build GoPro Steadycam for Under $20 – YouTube
たぶん、組み立てパイプの部品を使っているのでしょう。日本ですと矢崎化工のイレクターの継ぎ手に同様の部品を見つけることが出来ます。イレクターの規格でベアリングを決めると、中央の軸がどうても細くなります。動画の作例のように軸をボルトで済ませるならイレクターの継ぎ手が使えます。

今回は一眼レフを載せるため、中央の軸を太く作りました。軸を20ミリのアルミパイプとしたため、残念ながらイレクターは使えず独自の部品を切り出しています。構造自体は上記の動画にある20ドルスタビライザーと同じです。最後まで迷ったフォーク部分は動画は排水用の太い塩化ビニールパイプの輪切りを半分にしています。海外作例ですと半円のホースバンドを使うことが多いです。