絶版雑誌と発行部数について

雑誌「Free&Easy」、ネット上の記事を盗用:朝日新聞デジタル
降霊して書いてもらったと言い張るハッピーな科学方式すか。赤瀬川先生はまだ向こうの世界には行ってません。失礼な話です。
トマソンという概念を発明した方です。
トマソン・トーキョー

絶版回収本なので、見つけたら押さえて置きたいけれどそうまでして買う本でもなさそうです。いまどきまだアイビーファッションで雑誌を作っていることに我が目を疑いました。だってもう今21世紀ですよ。

どうせ絶版本を買うなら栗山千明の写真集にしたいもの。

出版元のイーストは、カンの良い方なら気がつくかもしれません。テレビ制作のイーストの関連会社です。EAST GROUP HOLDINGS INC.名前がなんか格好良くなってますが、世界丸ごとHOWマッチとか、やっぱり猫が好きとか。いまなら「アンビリーバボー」を作っている会社です。

架空の降霊執筆陣が南しんぼう、赤瀬川源平と、わたしよりひとまわりか二回り上の世代のアイドルです。アイビー文化ともども彼らが輝いていた時代を知っている人たちが買う本です。そんな昔の文化に付き合わされる若い編集者はご愁傷様です。面倒になって取材よりも降霊のほうを選択してしまったのですね。

>同誌は1998年に創刊、月約10万部を発行しているという。
すごいなあ、いまどき10万部売り切るんだ。いや、売り切るとは書いてなくて、印刷が10万部です。

一般社団法人 日本雑誌協会 – 印刷部数公表
三ヶ月ごとの雑誌の発行部数が分るサイトです。

少年向けコミック誌(少年向けコミック誌)
ジャンプとマガジンが強い。

映画雑誌よりも、アニメ雑誌のほうが部数が多くなって雑誌の種類も多くなってしまいました。これは完全な逆転現象です。

プレジデントファミリーが4万部くらい。ムーが6万部。アタマによい食べ物を食べさせると子供のアタマが良くなると信じている人よりも、アトランティス大陸とか前世の仲間を捜し居る人のほうが多いのは健全で良い傾向です。今月号のムーは三億円事件の特集!これはチェックしないと。