カメラのモニターを使わずに撮影を確認するには

ワールドカップの予選リーグをチラ見。おもにカメラの動きをみています。ときどきカメラが斜めになったまま動いてます。まだまだ予選リーグですから、牧歌的なカメラオペレーションです。ブラジルの選手をステディカムで追いながら同時にカメラのズームで画面の枠を変えていました。あれを一眼レフでやろうとするとリモコンとモーターが必要なので実質的に無理です。ビデオカメラのリモコンとズーム機能を使えば、もしかするとご家庭でも出来るかもしれません。ただ、ステディカムにカメラを積んでズームしながら歩くホームビデオの使いどころが思いつきません。

ひとたび決勝リーグになると選手以上に撮影チームも選抜されますので、予選に比べてカメラワークが急に良くなります。同じ機材なのにあれだけ差が付くことが毎回みていて不思議なところです。

今日なんとなく録画で見た試合はゴール裏のクレーンカメラマンは半袖短パンでした。すり鉢状のスタジアムの底は風がなくて暑そうです。

うちのカメラはお休み中

相変わらずカメラはベアリングジンバルの上に積んだままです。家の中で練習ばかりしています。今日は久しぶりに機材に改造を施しました。前回の改造ではネクサスを載せるジンバルマウントを作りました。自作ステディカムに積んで撮影したところ、たしかにカメラが写した映像がリアルタイムで斜め下に見えて便利でした。しかし、棒の先に一眼レフとタブレットを積むと重くて身が持ちません。

重量増加は同時に振動を生みます。なぜ振動するのかというと、うちの自作機材は一眼レフ用の専用設計だからです。安全率をギリギリにして、軽くした品物ですからタブレットを付けた途端軸が振動しはじめました。

ふつうの努力家ならば、ここで軸の強度を上げるのですが私は並の努力家ではありません。

「モニターは不要」との英断を下しました。新しく作るのは面倒なので、機材側をすこしだけ切って短くして、体に寄せられるようにしました。それ以上の努力はしません。

Googleグラスがあればこちらを試したかもしれません。


カメラの上にスコープマウントを積むので、結局重いことには変わりませんけど。
TrackingPoint smart rifle uses Google Glass to help you shoot round corners | Mail Online
上記動画の詳細。

MacVideo – Interviews – Interview with Garrett Brown, Inventor of the Steadicam
ギャレットブラウンが内視鏡を使ってモニターしていたのに似ています。手元の映像と目で見る映像の揺れ方が違うので、あれはきっと酔うとおもいます。

自作ゆえに出来る根源的な改造ができますので、今後も機材側を私の体に合わせることにします。使うための努力は極力しないつもりです。