女子高生による集団飛び降り事件 1992年 水戸

女子高生墜落事件

水戸市のとあるビルで起きた集団自殺です。 五人の女子高生がビルの最上階より墜落。

薬物による錯乱が原因ですから自殺というより墜落。

日中親が居たので週末の事件と思います。やたらヘリコプターが飛んでうるさいなあと外に出ると、見たことのない数のヘリコプター。瞬く間に数が増え、最終的には警察と、在京キー局、新聞社で7機くらい飛んでたと記憶しています。

テレビ朝日のマークが付いた機体は何となく覚えています。家から見ては事故現場がどこか分りません。ヘリは示し合わせたように、右回りで周回。特定の場所で高度を落としていました。

現場は調べると出てきますのでここでは書きません。ふつうに人が住んでるし。

階数の多いマンションです。

落ちたのは4人と長く記憶してましたが調べてみると5人。これも不確かですが鉾田の子で、鉾田には高いビルがないから水戸まで出てきたんだ大変だねなんて話をしていました。真実は知らない。

報道によるとシンナーによる薬物中毒が原因の自殺?とされてます。

五人全員飛び降りたけれど同時に落ちたのではなく、前半に落ちた子がクッションとなってあとからジャンプした子は助かったと聞いています。あの高さですと無事では済みませんので、腰の骨、腕のにさん本は持って行かれましょう。

生きていれば、私と同世代ですから、普通に暮らし居ていて、どこかですれ違っているのかもしれません。

鉾田からですと、水戸までは大洗鹿島線で来ることが出来ます。シンナーの入手先がどこか知りませんが、水戸まででてきてから入手したのか?

自殺事件のあと、近所の自転車屋にゴム糊を買いに行きました。ゴム糊を買いに来た私に、「警察がうるさいんだよ」と言いながら小さな100mlほどの缶を渡してくれました。高校生が買えるのは除光材、ラッカー薄め液かゴム糊くらいのものですから多少は警戒したのでしょう。

現場は駅からほどほどに離れていて、生活する分には不自由しない場所です。

飛び降りがあったとしても、気にすることはありません。

そういう事件があった場所。ただそれだけ。

落ちた現場は外階段の真下にある壁に囲まれた狭いエントランスで、レンガのサイズのタイル張りでした。あらかた片付けたあとに墜落場所をのぞいてみると、何人分かは知りませんが血痕を、中央にある排水口に流した跡が生々しかったことを覚えています。

1992年。身近にあった、めずらしく物騒な事件でした。