見た目で選ぶなら絶対ドッペルギャンガー

人は、何をしていても、自分自身でならなくてはならない。

自転車の箱に書いてある広告コピーです。自転車の箱なんてひと目に触れないから普通は無地です。通販主体の販売方式なのでパッケージなので段ポールの箱も凝っています。

広告大好き

購買層の大部分は材料工学を学んでいません。二輪車の走行特性についてこれっぽっちも考えちゃいません。パイプフレームに溶接に火を入れると強度が落ちることを知らないので、目立つ形と色のフレームを作ると自転車に限らずなんでも売れます。

ドッペルギャンガーの折り畳み自転車を改造して世界一周の相棒にしてみた – GIGAZINE
せっかくここまで改造しているのに、フロントリング(前ギア)の歯数を間違っているのが不思議です。

チェーンリングは前ギアのこと

私ならリア20インチなら45Tぐらいにします。いま乗っている自転車は全部20インチです。リアは3速も7速も9速もあります。街乗り専用機は前が46T。スポーツ用の自転車は紆余曲折の果てに48Tにしました。最初は52Tの大きなリングを使っていましたけれど踏み込むのが重くて小さなリングに変えました。

スポーツ用なので前ギアの小さいギアは34Tで運用しています。前のギアをあまり変えずに後ろのギアの9段を使い切れる設定になっています。小さい前ギアは坂を上るときに使います。あまりに急な坂は押してしまうので前輪のギア三枚ではなく二枚となっています。

リンク先にあるデオーレと同じ歯数でスクエアのクランクリングセットを使っていました。リア20インチでつかうとトップギアが断然足りません。26とか27インチ用です。

7万円で買える自転車

結局7万円も掛けるならほかに選択肢がありそうなものです。私なら二万円くらいでブリヂストンのスニーカーライトかトランジットライトを買ってきて、インター8化して使うとおもいます。前ギアは46くらい。改造費が高く付きますがたぶん運用を考えるとこの方法が理に適っています。外装のディレイラー付きである限りチェーンの汚れと一生ついてまわります。

GKID シャフトドライブ折りたたみ自転車
手に入るならば、内装3段ですが丸石のシャフトドライブ折りたたみ自転車も魅力的です。ただ、海外遠征で壊れるとチェーンなら直る破損もシャフトドライブでは予備部品が手に入らず丸石のホットニュースコンパクトでは困ることになります。

どうにも、素直にもう三万円出してブロンプトンを買うか、七万円ならトランジットスポーツG26にしましょう。ホイルサイズが26ならどこでも走れます。

3号車ドッペルギャンガー104-2 仕様変更 – 先従隗始・温故知新
分る人には分る設計なのです。