箱根町でネルフごっこ

気象庁だけが噴火の危険を知らせる権限があるのだが、気象庁は気象のプロで地質と火山にはそれほど強くない。そのため、「地震とマグマの関係は照明できない」「津波の高さは(よく分からないけど)3メートル」と平気でいえる人たちの集まりです。

そんなことではオカルトが幅を利かせてしまいます。ここはひとつ気象庁には引っ込んでもらって火山の専門家をお呼びいただきたい。

そして、箱根町の町長と神奈川県の知事はやはりというか案の定「箱根は安全」「観光に打撃」といい、そいして「安全宣言」をしてしまう。ここは、安全のために何をしているのかを見せた方がよろしいかと。「証明できないから分からないって言っているでしょう!」と怒りぎみの気象庁も責任はとれませんし、役に立たない。

やりにくいだろうけれど、もし噴火したら自衛隊の部隊を出します、交通整理をするから渋滞もしません、食料も予備が十二分にあるので安心して観光にきてねというのが正しいすがたではないでしょうか。

それがだめなら、ちょっと高台のバルコニーみたいな場所で白い手袋をした町長が大型モニターを見てる方が様になります。溶岩の流れそうな場所に鉄板をしいて、「第9隔壁貫通」みたいなネルフごっこをするくらいの余裕がほしい。