夏はカレー

台風が来るのは勝手だけれど、暑くなるのは許可していないぞ。暑いのは勘弁。

暑くなると心配事が増えます。お米をまず冷蔵庫にいれないと。前日の味噌汁を翌日飲むなんてことができなくなります。カレーは一日寝かせるとおいしくなりますが、正直、二日目のカレーは飽きますので当日食べきります。食べきるサイズで作ることにしてます。

夏はカレー

カレーの作り方は、数年前に作り方を見てから、ルーの溶かし方と糊化に気を使うようになりました。溶かすときに前もってお湯で、別の器で溶かすと仕事が早くなります。市販のルーを包丁で刻んでから溶かすと早くて手間がかかりません。気が短い人むけ。その方法をどこで見たのか思い出してみると、おそらく「今日の料理」のような。若手の料理研究家が簡単につくる3つの方法として、ルーの刻みと先に溶かす方法と、煮ないやりかたを提唱していました。煮ないとルーのデンプン質が糊のようにならないのでとろみがつきませんが、味は同じままです。

カレーの作り方

水野 仁輔さんの[豚こまカレー]レシピ|使える料理レシピ集 みんなのきょうの料理

喝采!家カレー―いつものルウだけで。うまさ新境地。

おしゃもじガールズ

「ガイアの夜明け」でパナソニックの炊飯器開発チームがでてました。毎日炊飯器を調整してひとり三合も食べているそうです。そのわりに皆さん体型を維持してらっしゃいます。お米は太りにくいのかもしれません。味をみて、マイコンのプログラムを調整する係。正式名称があったのですが失念。全員オシャモジを持っているのでオシャモジガールズだなと勝手に命名したので、ほんとうの名をわすれました。

後半は愛知の鍋屋さん。電気調理器で鉄鍋を温めて銅釜と同じ味をめざしている会社のお話です。料亭に持ち込んで料理長に味見を願ったところ、なかなかのものだと褒めていました。テレビカメラが来ていますし、メーカーの社長と副社長の兄弟を前に、マズイとはいえません。うしろの弟子が長の顔を見ていたので、彼には料理長の本震が分かっていることでしょう。

電気でガスを越えようとするのはなかなか面倒ですが、おかずを作っている間にガスと土鍋でご飯を炊けば問題は解決です。火加減が難しければ学べば良い。どうしてそれができないのか。道具を使いこなすことが人間の能力向上であり自信に繋がり、ひいては人格の確立にも繋がります。そこを回避してボタンひとつでおいしいお米が炊きたいのならば、サトウのご飯を食べればよいのです。

鍋屋さんが開発中の電気釜のファンがうるさいとか、そんなことはどうでも良くて、いったん常陸那珂の火力発電所で燃やし重油を電気に変換してセラミックの断熱材と電熱線でつくった鍋暖め装置に電気を供給して「ガス並み」のお米が食べたいという都会の人の欲望は解せません。あの鉄鍋クッカーは、最終的にいまのIH炊飯器とおなじ形におちつくことでしょう。車輪の再発明の予感。

釜のために送電線を引いて原子力発電所を建てたのかと思うとばかばかしい気分になります。エネルギーを別な形に変換するロスが大きいことがなんとも許せません。むしろもうそんなことはやめて、ダッシュ村のように竈をつくればいいのに。おいしいものを食べる手間がいやならば、ほどほどで我慢しまょう。

土鍋で米を炊きながら、横でおかずをつくるってそんなに難しいのでしょうか。ふだん、化学実験を並列進行するごとく料理をしているので、主婦がそれができないと聞くと、よっぽど不器用な人なのかなと想像してしまいます。たしかに子供と旦那のお弁当を作って自分も会社に行く準備をしているのなはぱ、きっと忙しいのでしょう。そのときはふつうのIH 釜で充分かなあとおもいます。