私はあなたの機械じゃない(音声入力編)

ブログを書くのはどのぐらい面倒くさいことなのか このブログはなぜか急に思い立ち 音声入力を利用して書いているぞ。音声入力でマイクに向かう時、私は話し方を変えねばならない。「初音ミク」の合成音のような不思議な発音で話すと機械がご機嫌で私の言葉をきいてくれた。コツが分かれば音声入力もできないことはないが、しかし敢えてゆっくりとはっきり話すやり方がキーボード入力に馴れた身にはなんだか辛い。

馴れたら良さそう

まだなれていないので話し方を変えることに抵抗感がある。

喉が渇く代わりに肩が凝らないのでそれなりに楽である。ここまで入力してみた。変換能力の低さに少々うんざりしてくる。普段の話し言葉で 入力できない点が不便である。また、言葉や文節により変換できないときが多い。Dictanoteの辞書が私のふだん使っている辞書ではないこともかなり影響しているようだ。

入力のコツ

うまく入力するコツは 機械が理解できる文章で話すこと。ちょう言葉をおぼえはじめた子供に噛んで含んで言い聞かせるように、単語として言葉を話さなければならない。なんとなく分かってきたのは、音声入力の長所よりも短所。もしかしたら タイプミスがなくなれば入力が早いのかもしれないが、入力が止るたびにキーを打つから書き直すから思考がとまってしまう。キーボード入力であれば止らずに書けることが、音声を使うがゆえに止ってしまうので、切れ切れの散文詩のような文体になってしまう。

機械が入力を止めると、まとまる考えもまとまらない。

欠点

上記直近のの5行はキーボード入力です。キーボード入力は早いし正確。音声がまずいのは曖昧さが残ること。曖昧さは音の曖昧さ、そしてもうひとつ変換の曖昧さであります。この2点が残る限りキーボード入力にはまだしばらく変らないかもしれません。検索で単語を入力するのには便利だと思います。

欠点を克服するには

曖昧さをどうやったら排除できるか試していませんのでその方法が見つかったら使って見てもよさそうです。たぶんこのネタは何度か繰返すことになります。いまのところ、キーボード優勢。

使う人の能力

普段私は標準語喋ってるとつもりだが、綺麗な音ではないのかもしれない。水戸弁も上手くないし、音に癖があるので機械には嫌われているようだ。

発音に関して言うと腹式呼吸が有利ってわけでもなくて、むしろ故意に鼻にかけた音を使い、自分の声では無い音で話した方が入力速度は速い。

中の人

試行錯誤の結果、ドナルドダックのような鼻濁音を使うと上手く行くようだ。しかもふざけているのを超える程度にわざとらしい音がうちの機械の中の人はお好みらしい。言葉を音ではなく、数値に変えて見ているから、まったくの想像であるが、50音を拾うというよりもひとつの単語を数値化して、私の言った言葉に近い言葉をただ並べているようにみえる。きっと近似値をリストから拾ってくるのだ。山寺宏一でいえば、加持の声よりはドナルドのほうがきっと入力速度は速いだろう。

入力前の準備として音声を吹き込まされたが、私の癖を中の人がもっているリストと比較して調整しているに違いない。それにしても私の声は相当ふざけて出さないと機械に乗らない。

ためしに鼻をつまんで話したら入力の成功率が上がった。息が苦しい。

音声入力は 機械の音が出せるかなり変わったしゃべり方の例えれば シェイクスピアの舞台役者 いや、金田朋子山崎バニラにはむいているのかも知れないが、音にフックのない能登麻美子みたいな声、ソフトボイスにはむかないんじゃないか。

たぶんこのネタは続きます。