お酒もハタチになってから

成人年齢を18歳に下げて少年法の保護を下げる法案が可決されましたけれど、元服のほうがしっくり来ます。15歳で大人になるのが元服。少年法の線引きもそこで。18はゴロが悪いので言いにくいです。

和菓子の包み紙の下に小判を忍ばせて「お代官様、お納め下さい」というのを良く観たけど密室で受け渡しているのだから偽装することもなかろうに。移動時に見つからないための偽装と考えるならばなにかに混ぜて、底の方に忍ばせて運びます。

後ろめたさがあるからこそ、二重底の下に入れるわけで、X線検査が導入される以前の密輸では、二重底の改造スーツケースなんてものが活躍しました。当時押収された映像をみると、そんな布張りのスーツケースはないし、ばれているときはだいたい詰め込みすぎ。ハッシシの固まりを3キロも入れたら、もったときばれちゃいますね。

1980年代は麻薬といえばなにかの草を練ったようなものでした。樹脂なので形は自由です。それがいつのころからか覚醒剤になりました。粉物なので押収された映像は袋に入ったままでてきます。1990年くらいになるとマリファナなんてものが登場しました。もっぱら映画で観るばかりですけれど、体にキズが残らないように鼻から吸引すると鼻の内側の骨が溶けるんだそうです。体に良くない。

よくあるのが仏像をくりぬいて中に隠す方法。あとはサーフボードをくりぬいて中に入れる方法。中が発泡ウレタンで外がFRPですから、最初に作るときに埋め込んで作ればバレないかもしれませんけどX線で見えます。

水際取締対策 : 税関 Japan Customs
手口をみると人類の叡智。
http://www.customs.go.jp/mizugiwa/mitsuyu/report2012/24haku02.pdf
わざわざ重たいロードローラーを輸入する人ってそんないないでしょう。世の中にはロードローラーマニアが居るのか?国産のほうが絶対安くて部品供給もあるのに、輸入しているのはおかしいぞと。

様々な手口で急増する麻薬密輸、社会問題化も-マカオ 2009/03/10(火) 22:08:01 [サーチナ]
パペットマペットトリオ。6匹ぶんでコントとか集団劇ができます。

麻薬組織の密輸用潜水艦の中はこんな風になっている – DNA
ベトナム戦争中にどさくれに紛れて安部穣二がアンフェタミンの密輸に使おうとした潜水艦ってこんなかんじなのでしょう。どさくさついでにその潜水艦が盗まれたとかなんとか。どこまで本当やら。

私がなにより不自然に感じたのは、通関時のX線検査がないと思っている人が、日本を代表する大会社であるトヨタ自動車の常務役員になったこと。

想像力も注意力も実行力もないヤクチュウがホイホイと会社の幹部になれるのか不思議です。鎮静剤とにどんな効用があるのか知りませんけど、このくらい権力と金とコネがあるのに、普通便で送ってしかもバレてもみ消せなかったのが謎。昔はテストドライバーが事故を起こしても機密だからと警察の実況見分をさせないとか、なかなか気合いが入っていた会社でしたが、最近はコンプライアンスとやらのおかげで密輸事件も陽の目があたります。

ホンダの動作すると腹に金属が食い込む殺人エアバッグといい、今回のちゃちな密輸事件の発覚といい、なんの祟りやら。GMかクライスラーがわら人形を打ってそう。