取次が倒れる出版業界

栗田出版販売株式会社 民事再生法の適用を申請 負債134億9600万円 | 帝国データバンク[TDB]
聞いたことはあるけど、本を見たことがないのは、それは取次で問屋だから。

楽天が出版取次「大阪屋」に出資する事情 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
大阪屋は楽天に。

取次とは、出版社から本を受け取って全国の書店にくばる流通をになう問屋です。卸です。出版業界の売り上げは1996年をピークとして、現在半分です。日本語という足枷がありますので海外展開は不可能。一部のマンガはローカライズされていますが、大半の地味な本は売れなくなっています。

書店自体が大型化して、恐竜みたいに体をでかくして生き残ろうって作戦です。ちいさい書店を相手にする三位、四位の取次はいよいよ淘汰の時期。

今後は、大きい取次が大きな書店を相手にしますからますます小さな本屋は消えていきます。同じ金太郎飴のようなどこにいっても同じ棚となると、本屋に行く楽しみがありません。これは、5年以上前から同じ話を繰り返しているので、いよいよ本当にだめなんだなと思うばかりです。

いちばん最近に本を買ったのは床面積が近隣で最大級の書店でした。中くらいの書店は、ほしい物が必ずないのでなかなか行く機会が減ってきました。逆に、近所の小さい個人の名前がついた書店のほうが新刊の回りが早くて行きたくなります。交通の便がいまひとつな駅前がダメです。人は入っているし、私以外は結構買ってますけどぴんと来ないのです。