キーボードスライドテーブルの増設その2

キーボードスライドテーブルのその後

パソコンデスクを交換しました。パソコンの入替えのついでに普段使いをヨドコウが昔作ってた高級なパソコンデスクに戻しました。ヨド物置のヨドコウが余技で作ったパソコンデスク。鋼材の使い方、加工の精密さがなかなかの逸品です。もらいものなので正確な値段が分りませんが、いま同等のものを作ろうとおもったら数万円になるはず。ラグ溶接や加工がひとつひとつ正確で、中国製の安物と比べるのが失礼なくらいの品物。各部が丁寧でびっくりします。

さて、本題。スライドテーブルについての詳細を書いておきます。画像をクリックすると画像のその説明のページに移動します。

ふだんのキーボードテーブ
ふだんのキーボードテーブ

こちらが基本状態。キーボードの厚味が高く、幅も長いので作業のたびに横に置くというのが少々面倒。有線ですし。これが無線にならないのはいくつか理由があります。無線キーボードでちいさくて薄いモデルをつかうなら、わざわざスライダーを追加せずに済むと思います。現代のノートパソコンはもしかするとこのキーボードより軽いかもしれない。

キーボードの上にでてくるスライダーです。
キーボードの上にでてくるスライダーです。

キーボードスライダー追加1枚目です。こっちのほうが新しいかも。主にジュースを入れたコップを載せるように使われます。コップの跡が残っているのはたぶん冷たいなにかの名残。

事務作業の封筒加工に活躍しました。ちいさな商品を定期的に出荷していたころ、梱包材でまいて封筒に詰めて宛名書きを書くまでの一連の作業をここで済ませました。モニターを見ながら宛名を書いていたのです。よく考えたらプリンターでいいじゃないかと。プリンターを導入したら今度はプリントアウトした紙を切って貼る作業にこの台を使いました。キーボードがちいさくて無線で済む人はもっと別な方法があるはず。

キーボードスライダー
上にもう1枚スライダーがあります。

順番でいうと、上を先に作りました。こちらはノートを置いてメモしたり書いたりするための板です。あと、昔面倒くさいソフトを習得するときにマニュアルを置いて見ながら作業する書見台にしてました。

ほかに、さして絵も描かないのにタブレットを使っていたときはここにタブレットを載せて簡単な作業をしました。板の場所が高いのであまり良い方法ではなく、分不相応なインチュオス3は処分してノート専用とあいなりました。

基本の横板をどう固定するか
キーボードスライドテーブル追加分の装着方法です。

作り方

スライドテーブルの取り付け方法は、いくつかあります。基部の取り付けが重要です。天板の下に付ける方法、既存のキーボードテーブルに付ける方法もあります。私はあえて加工と材料が余分に増える、全部追加で作りました。

私の採用した取り付け方法

このパソコンデスクは左右に長方形の切り欠きがあります。天板と左右の板のメッシュが一部抜けたデザインです。その空いた空間に1×4の板をはめ込んで外側からロック。天板の下にもう1枚板を渡します。金物で固定する方法も考えられますが、強度は天板と同じかそれ以上に必要です。

レールの取り付け

レールは板の上下に取り付けることが出来ます。上の方は簡単で、単純に板の上に金具をのせてネジで固定しました。脚が10ミリ、直径3.5の皿ネジを多用しています。

下のレールは板の下に角材を渡して、その角材の内側にレールの左右を固定しています。

ローラータイプのレールは向きを変えて取り付けたり面倒ですが、クアドロタイプはこのへんの加工に融通がききます。レール代だけで結構な値段になりますけれど、パソコン作業のうち結構な割合で使いますし1度作れば早々壊れませんし。

取り付け加工

板のきりだしは家でやりました。のこぎりとトンカチとドリルくらいの簡単な作業です。レールの取り付けはちょっとだけコツというか方法がありまして、詳細な説明書がついていますので安心して作ってみてください。

スライドレールの取り付けは、先にスライドする板を基準に作ります。樹脂製の取り付け部品が着いていますので、まず板を長方形に切り出して左右の直角をとり、樹脂の部品を取り付けてしまいます。その後基部の板の上で1度レールごと組立てて固定位置を探ります。取り付けるのは板ですから、キッチンの収納のように左右の制約がありません。自分で使い安い位置に取り付けます。

私の作例で上の板と下の板の取り付け位置がわずかに違っていますが、これは使う前に体の動きにあわせてこうなりました。下の板は右側の角材の位置に依存しています。これはこれで納得の位置なのです。

採用しなかった取り付け方法

天板がパイン集成材ならそこに角材を入れてました。幅広の板材で2本のレールを配置したほうが作業は簡単かもしれない。

こうすれば作れる

ちいさな金具で取り付けると金具の強度が足りなくなるので使いませんでした。パソコンデスクが材木で出組んであるのならば、むしろ金具だけで組立てられるかも。板はコンパネでその辺にあったものを使っています。大型のホームセンターならもしかすると端材で全部つくれるかも。ワンカット百円くらいなので、板はある程度切り出してもらったほうが作業は早くなります。

ローラーのスライドレールでも造れますが、ローラー独特の隙間ができると書き物には不都合。ローラーの強度も少々劣るので予算が合えば高いほうのローラーほど良くなります。スライド量は天板や引き抜く板に依存しますが、400から500ミリあればば充分でしょう。

キーボード・スライドテーブルの自作 – 工作室