25ミリパイプで失敗

【現物を合わせてみる】
6005ベアリングの内径25ミリに直径25ミリのアルミパイプを装着。
きつくて入らない。25ミリパイプ内に22ミリパイプも入らない。

作ってみた塩ビキャップを加工したフランジは剛性が足りない。

気に入らない。

【気にくわないときは】
ものにならない時はこのまま作業てもダメ。
時間をおいて設計と材料を見直しましょう。

パイプをつかうと、上底下底の板と繋がらない。
25ステンレス巻きパイプ用の台座を用意したが、ガタガタで使えない。
洋服ハンガー掛けくらいは作れるが、精度が全然出てない。

天体望遠鏡用の脚を作るときも全く同じ場所で止まった記憶があります。鉄パイプとラワンの板を付ける方法がなんともうまくゆかんのです。

【大人なので前に進む】
整理すると(1)異素材(2)丸パイプの2点が問題。

(1)素材の変更。板にあわせて木にする。軸受のフランジから軸まで木。
重量配分では中空パイプにやや劣るかも知れない。

(2)丸パイプの利用を止める。代わりに角材を使う。軸が角材では不利のように見えるが、センターが取れれば形はどうでも良い。

丸にこだわる必要もない。軸受けのまん中に来るように調節すればよいのだ。振り出し式の装置も角で作れる。なにより直角なら面と面だ。精度が出しやすいはず。

代替案として全ボルトを利用する方法もある。強度が同程度なら、重量は角材と大差ない。接続は穴を開けてボルト締めすればよいのだから簡単だ。また、軸受けの調整位置のみボルト、またはパイプを使うのも現実的だろう。

ちなみにうまくはまらなかった軸受とアルミパイプ。
軸受は固定用に技とキツメに作ってあると聞いたことがある。

カメラ安定装置、防振装置のような軸受けを可動式にするならパイプと内径に数ミリ程度の余裕をもってパーツを揃えた方が良さそうだ。アルミ板でCリングで調整すれば多少の誤差も許されるだろう。