彫刻刀を研ぐ

彫刻刀セットの箱から、適当にひとそろい選んでレストア。

小学校時代に使ったきりでサビの出た切り出し。アートナイフ代わりに酷使済み。火に入れたので刃先は鈍っていた。研ぐ前にヤスリを入れると簡単に削れてしまう。これでは使えないのだが、材木のケビキ用に研いでおく。

次は丸刀。まずは裏側の錆びを簡単に落として研ぐ。彫刻刀セットなら専用の丸い溝付きの砥石が付いているのだが、いまは平らな砥石しかない。精密作業用、といってもたぶん100円ショップの時計レンズで様子を見つつ研ぐ。指先の圧で削れ具合を確かめながら研ぐと、砥石が平らでも研げた。ただ、裏研ぎが出来ないので目の細かい耐水ペーパーを丸めて削ってやった。

平刀は1つだけ高級品だった。防錆がブルーイング処理。研いでみると地金の肌が鈍く光り、他の学校用彫刻刀セットとは趣が異なる。1つだけ長かった。きっと高級彫刻刀セットの1本だ。鋼材自体が段違いでした。

【よしはる】高級彫刻刀 H-7 付鋼製 7本セット 紙箱入

スライド可能な調整装置付きカメラ雲台の自作と、カメラ防振装置を作るとき軸受フォルダを作るときに使う予定。