夕方の散歩中に猛禽類と出逢う。鷲とか鷹のような分かりやすいのではなくて、トンビか。アタマがまるっこい。
30メートルくらいまで近づいてカメラを出すまで止まっていてくれた。結構大きい。ウサギに鳩キジイタチくらいは捕まえて食べそう。
昔ここは工場だったらしい。水戸駅からほど近い、水郡線の切り通しの下をくぐって貨物列車を入れていたという。いまも引き込み線の跡が道路として残っている。妙に円くて使いにくいのは線路跡だから。小麦粉の工場かなにかだだ模様。当時まだ私は子供で、生活圏と離れていたため、過去の姿はまったく憶えていない。
近くに国鉄バス、いまはJRバスかの車庫がある。昼間の陽光に熱せられたドラム缶が北風に吹かれて冷えて、私が横を通ったときに突然べこんと音を立てた。廃油でも入っているのだろう。
郊外で寒いので人が歩いていない。若者はみかけない。犬の散歩の年寄りばかりとすれ違う。