猫先導付き散歩

あまりに寒くて自転車に乗れないので、散歩を継続中。

一級河川まで出かけてみたけれどあまりの寒さにめげて予定の半分で帰宅した昨日。今日は同じコースを逆にたどります。逆に向いた理由は、100円ショップで防水スプレーを買うため。あいにく在庫無し。

明日の雪に備えてブーツに防水をかけたかったのですが、深夜の今、雨は夜更けすぎても雨。雪かき不要ならブーツも不要なのでこのまま雨が降り続くことを期待してます。8時頃に群馬に大雪警報が出て、関東南部多摩地域は場所によっては横殴りの雪。予想では世田谷当たりまで積もるとか。我ら北関東平野部は積もる気配もなく淡々と雨の音ばかりが続きます。ただ風の音がさっきより強くなりました。

買物は不発で残念ですが、散歩なのでそのまま川に向います。一周4キロほどのコースを自主的につくってはみたものの、普段サイクリング用に走っているコースは歩くと長く感じます。1キロを過ぎた当たりで毎回心細くなりUターン。まともに歩ききったことがない。今日も曇り空とつるべ落ちる冬の夕陽にせかされて途中帰還しました。

設定している距離やコースは悪くないと思うんです。以前は川の上流にある公園の池にランナーがいたのですが、川沿いの道路が車歩道完全分離になって以来、健康目的なのかただのマゾなのかぜいぜいあえいでいるランナーとよくすれ違うようになりました。

歩いているおじいさんはウォーキング慣れで速い。みるとはなしに観察していると、定年後五年くらいはまだ会社員の顔です。道の真ん中を歩くし、周りが見えない上になんだか威張っています。近所の地域で一番偏差値が高い高校の生徒も、なぜか道の真ん中を歩いて避けない。気の強さなのでしょうか。爺さまたちも定年後六年目、おそらく齢70を過ぎるくらいで体力が落ちて気力が弱るのか道路の端のを歩くようになります。私はその後ろを半分の速度で追いかけていきます。

帰りはトラネコが50メートル先で先導してくれました。200メートルほど一緒に歩きます。私と向こうからきた自転車の親子連れに挟まれたときは、川沿いの草藪に逃亡。音で場所がわかるので猫の出待ちしてみます。今日の私は迷彩柄のダウンジャケットを着ていたので草に伏せると猫と見つからず異常接近できるのですが、夕方とはいえ人目もあるので身を低くして目立つ軍手を脱いで待つことにします。

しばらくすると草を踏む音が。トラネコは安心して藪からてきました。そのとき私とトラネコの距離は15メートル。間近でみるトラネコは年中外にいてブラッシングをしてもらえないのか、冬毛がふさふさしています。私を認めてなんかいるぞって顔をしてすぐに土手を上っていきました。ふだん何食べてるんでしょう。

結果、私が歩いた距離は2キロ以下。あの猫より私の縄張りは狭い。1月で、寒いしこんなものかな。運動を目的にしているならば断然短いけれど考え事を調整するための散歩なので距離より時間が重要です。