トンデラハウスの大冒険と雪とスリップ

風があんまりつよいので、家が吹き飛んだらどうしようと心配していました。
Tondera House No Daibouken OP – YouTube
トンデラハウスみたいに飛び上がるんじゃないかと。OPをみたら吉田健一氏。タツノコだったのですね。ぜんぜん記憶にない。活劇じゃないしキリストがでてきてなんか説教臭かったのでたぶん一話も見てない。ウラシマンとガッチャマンとタイムボカンシリーズはほぼ制覇しているのですが、ことトンデラハウス5分とみられませんでした。

なぜ古いアニメの話を思い出したかというと、関東の天気が荒れたから。海に近い場所は風が強くて、気が休まりません。午後にかけてずっと強風。冬にしては強力な低気圧の接近で、北東からわき上がった低い雲がどんどん流れてきます。午後はずっとサイレンが鳴り響きっぱなし。この雨では出かけて転ぶ人はいないでしょう。水戸のあたりは家の冬対策がほとんどなくて、古い家なら外気と室温が同じくらいです。トイレにふと立って気温差でヒートショックが起きやすいのが外気が10℃以下になるいまごろです。

雨が止んだ夕方になってやっと静かになりました。空を見上げると月が出ていて、明日はクルマのスリップが心配になります。

海沿いは内陸ほど降雪はなくて、ふだんはスタッドレスに縁が無い地域です。スキーで北上するときは、ブラックアイスバーンが一番怖い。見た目は濡れているだけですが、湿気があると表面がツルツルで黒い路面に見えます。

H25 11 21ブラックアイスバーン【スリップの恐怖】軽トラックの教訓!
こうなるとスタッドレスはゴムタワシくらいの効果はなく、路面から浮きます。直線ならお祈りするしかなく、タイヤの角度を変えても反応しません。むしろ、車輪を回したほうが方向を変えられます。動画は橋の上でカーブ直後。これでも速すぎですね。

私は猪苗代湖の横で食らいました。幸いどこにもぶつからずに済んだけれど、滑っている間だに3台の対向車とすれ違い、前に事故で止まっている灰色のボンゴフレンディ、後ろから長野ナンパーのカローラワゴンという状況で、たまたまタイヤを回すことを思いついて助かりました。あのとき人生の半分くらいの運を使い果たしています。

路肩から落ちて転覆した軽とか、木にぶつかっている車が三台ともおなじ色のトヨタタウンエースのある林道とか、冬のドライブには何かとリスクがつきまといます。

あと怖いのは地味に森、林の横の道路。解けない。陽が当たって一旦解けてからの再凍結は、ただの降雪より滑るし凸凹がひどくなります。踏切の手前は圧雪されてツルツルになります。橋の上も風による冷却効果が高く、上の動画のように簡単に凍り付きます。

慣れると運転が上手くなり、F1もラリーもドライバーがみんなフィンランド人になるようにダートに強くなりますが、私は半分運を使い果たしているのでいまはスノードライブを避けています。