茨城地震ソムリエ

自称地震ソムリエ。地震の震源地と方向を当てます。


茨城県北部が震源の地震は福島県沖を含めいちど阿武隈山地を通過するため、揺れ方が固い。昨日の明け方の地震は茨城県北部が震源。里美村に泉質のよい温泉があるくらいですから、地震が起きて当然。


先ほど夜に起きた茨城県南部を震源とする地震は直下に近く、下から突き上げがありました。深さが70キロでしたので、北の地震かと思いました。最初にやってくる揺れの方向が縦。関東フラグメントの境界面にあたります。


茨城県沖の地震は砂地を通過するからなのか、海底を通るためなのか滑らかに揺れるので沖だなと分かります。外に居るときや、家の二階など開けた場所にいるときなら、地鳴りの方向で震源地が特定しやすくなります。揺れだけではなかなか難しい。

西
きのう、おとといと続けてあった群馬県の地震は遠いので震源がどこかまでは分かりません。

東京方面
2月5日の明け方にあった地震。
地震情報(2016年02月05日074153) – Yahoo!天気・災害
神奈川、多摩が震源でした。音だけ聞えて揺れませんでした。地鳴りなのか地面からの音なのか、南から来ました。でしょうか。ああ、地震だなと分かったけれど揺れ無し。その前の日くらいは風がつよくて、風なのか揺れなのか、記録に残らない小さい地震が夜寝ているときにあったような無かったような。2月に入って地震が増えてなんだかイヤですね。風邪をひいて寝てるので、揺れが良くわかります。

震度1、マグニチュード4くらいの地震はちょっちゅう起きています。いちいち反応しなくなりました。今夜の震度4も、ファンヒーターを消しなさいと言われたのに、自動装置があるからと断りました。4なんて過小評価です。野菜炒めを作っていてもフライパンを返す手を止めるつもりはありません。

防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網
占いとか、予知夢とかはアテにしてません。体感とかで分かるわけがない。いや、そういう人がいてもいいけど科学で何とかしたい。科学よりの観点から、地震の震源の関係と地面の中で割れる断層面とその方向をすーっと見ています。

まったくの素人ですが変化には気が付きました。2015-2016にかけてプレートの動き方に連動する震源の位置が南に寄ってきています。自分の住み処が茨城県ですから茨城中心で考えおりまして、これまでは震災以来ずーっと東から押されていたのが、ここにきて南から押されています。南から北にあがるフィリピン海プレートによる地震が増えて実際その向きに地面が割れているようにみえるのです。

関東の地震は複雑なプレートの上にあり、相関関係があるうえに予測自体が不可能です。現象だけみて、ああ、変ったなあと思うばかりで変化の結果が次にどう繋がるかまでは理解できません。

強震モニタを見ながら、こんな記事を書いていたらバチがあたったのか1:03分に福島沖で地震がありました。画像で先に震源をみてますから当然場所がわかります。静謐な夜中なので地震がくる方向が分かりました。北の地震なので北から音がきました。震源が浅くていきなり揺れたのでちょっとびっくり。

こんなふうに、茨城にすんでいると地震に麻痺してきます。まあ、またあるんだろうなあという程度。地震があってもなくても気にしないで生きています。