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ガイアの夜明けは福島安積周辺のの高校生に密着。地元の農産物に同封するミニコミ誌を作りに同行。高校生たちは地元ヤーコン農家に出かけて写真を撮っていました。ヤーコンはイモです。おいしそう。

ヤーコンを食べて健康に

高校生が取材に使っていたデジタルカメラはニコンでした。ストラップにぼかしが入りました。番組のメインスポンサーはキヤノンなので、さすがにニコンを写すわけにはいきません。

テレビに特定の商品が写るとクレームが入ります。

NHKは1990年までドラマの晩酌に出るビール瓶に紙を貼り社名を隠していました。キリンと分かればサッポロが文句を言い、サッポロを出せばアサヒがクレームを付けます。

2000年代になるとテレビに影響されてビールを買う単純な人は居なくなりましたので、紙を貼らずに小道具さんが用意した市販のビール瓶が写るようになりました。

予算のある映画になると、架空のラベルを作ります。

ええ、予算があるなら。

街歩きの番組で自動販売機にモザイクがかかるときは、サントリーやらコカコーラなどの競合する飲料メーカーががスポンサーについています。スポンサーが伊藤園でもポッカでも同じです。

タイヤメーカーのCMはフォルクスワーゲンの車両を使います。ホンダを使うと三菱は不機嫌になり、マツダに顔が立ちませんから間だをとって外国製なら良かろうとフォルクスワーゲンを使うのです。ゆえにブリジストンのブリザックはVWゴルフにスノータイヤを履かせたコマーシャルフィルムを作らせました。