女のいない普通選挙法

おじいさんたちが書いた本を読んでいると、時代が変ったことを教わります。

戦前戦後直後は貧乏で、女は嫁に行けと言う時代でした。

普通選挙法 – Wikipedia
普通選挙法で25歳以上の男子全員が納税額に関わりなく全員に選挙権を得たのが日本初の「普通選挙」でした。

戦後教育を受け私は、女子の選挙権がないけど普通の部分に疑問を感じたものです。女子の選挙権がないことは、当時の「ふつう」でした。大正14年は「大正デモクラシー」のなごりで政治に関心が高く、みな選挙で投票したかったのです。このあと軍部の暗躍から戦争となりますが、軍部は単純に悪者の集まりではなく、たとえば仮面ライダーのショッカーや007のスペクター、ガッチャマンのギャラクシーのようなあからさまな悪人ではありません。

いまの中国の人民解放軍に近いかもしれません。産業と密接で政治に影響力がある。東アジア型の軍と政治は情と血縁と派閥で動いています。

いまの、国際救助隊になった自衛隊は政治に関わらないことで戦前と分離します。元航空幕僚長の田母上さんが捕まったのは、軍事が政治に関わるとろくなことはないと知らない戦後生まれの「航空自衛隊」だからです。

景気の良いときは、政治なんて勝手に誰かがやれば良いと思っていますが、生活がきつくなると、暮らしが苦しい原因を政治に見つけようと、政府と内閣に関心が集ります。