遮断機の棒はグラスファイバー製

踏切のメカ
踏切のメカ

遮断機の棒はいつからグラスファイバーに統一されたのでしょう。もう竹は使わないのでしょうか。踏切の棒を気にとめたことがなく、いったいいつまで竹だったのやら。

竹は自然素材です。ペンキで塗っても雨と陽に洗われ一年保たないでしょう。

グラスファイバーは太陽光にも水にもつよく繊維をまとめる接着材次第。半永久的に保つと信じていましたが、一日何十回も振り回されるとやっぱり一年保たないのでしょう。

具体的にどう動かすかわかりませんが、興味深い金物群です。棒と回転軸の間にある斜めのコイルバネの付いた板は、車が踏切の内側から外に逃げたいときに棒を動かすための機構です。乗用車が棒を押すと、遮断機の回転軸が持ち上げつつ復元する仕組が詰まっています。

踏切を上げ下げする土台の黄色メカはおそらく10年以上前からあのまま。設備ですから交換頻度は低く昭和の面影があります。軸についてる土台部分は機械より新しくみえます、平成でしょう。棒と棒の保持部分は最近交換されてペンキが新しく新品にみえます。

油を吸うおがくず
油を吸うおがくず

しょっちゅう事故がおきているひたちなか市勝田表町踏切です。この日も事故車両から漏れた機械オイルの跡がありました。

写真にあるように鉄骨でくんだ枠で遮断機を守ってありますが、枠には年中ぶつけた跡があります。前の車が投げ捨てたバナナの皮でも踏んだのでしょうか。