昭和にエアバッグは無かったよ

エアバッグの爆発力で子供が亡くなる事故があったそうな。

使い方を間違えればどんな道具でも危ない。

エアバッグは苦労の上での完成。
「無分別」のすすめ―創出をみちびく知恵 (岩波アクティブ新書)

よく考えると、私のこどものころはシートベルトの着用義務もなくて、オートバイはヘルメット無しでした。
松田優作 vespa – YouTube

エアバッグで助かった話は出てこないけれど、怪我した話ばかり出てきます。私くらいの年齢になると、昔は平気だったものが危ないと判断されて消えてます。

たとえば公園の箱ブランコ。もう見かけませんね。
知らない世代のために簡単に説明しておくと、四人掛けのブランコです。
ふつうに乗ってましたし、友達にゆらしてもらって、外側にしがみついて反動で飛んだりしてました。

時代によって安全基準は変ります。

車の運転も、昭和のドライバーは歩行者よりも自動車が優先で走っています。なぜ、交差点で歩行者を蹴散らすのか不思議に思い、運転手の顔をよくみるとぜんぶ昭和。道路は車のもので、車に乗っている俺はエライという、よくわからない理屈で生きています。わたしは昭和生まれですが平成面気のなので、昭和の運転には気になることが沢山あります。

育ったときに手に入れた価値観は、簡単には変りません。

昭和はきっと人の命の値段が安かったのですね。

私は昭和を知っていますが、昭和が歴史になってしまった今から過去を振り返るのは難しいでしょう。たとえば団塊ジュニアの私が戦前の価値観を理解するのが難しいのに似ています。

まったく年寄りと関わりもなく、核家族でニュータウンに育った人見知りの子ならば、親が生まれ育った昭和をとらえることが、果たしてできるのでしょうか。

松本人志が顔面血まみれに! 『ごっつええ感じ』収録中に起こった事故 – エキサイトニュース(1/3)
1991年のダウンタウンごっつうええ感じは3ヶ月ぐらい浜田ひとり進行でした。
お笑い番組で登場人物が欠けるのは、志村仲本が欠けたドリフ以来。

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