給油口のロックが壊れた
キーを差してひねると「ガチャ」っと給油蓋のロックが外れると思います。あなたの自動車にはない?アンロックはレバー?また古いこと。スタンド店員に鍵を渡すの?軽トラですか。
車体内部のスイッチから、ストッパーであるステンレスの棒が脱落して困りました。
通常、内張を剥がして内側から直すのが常ですが、給油口側から無理に直します。
狭い穴を鏡でみると四角い部品が見えます。
この樹脂パーツ、なんとも形が複雑。初日は1時間ほど作業するも、まったくうまくいく気配がなくて止めました。
二日目。気になって早起き。
A案 このまま次の車検まで知らないふりをする。
B案 直す
DIYのひとはBを選択。保安上給油口が意図せず開くのは看過できない。
問題点の解決
二日目の作業開始前に下記のサイトを観ながら部品の図を書いて、構造を頭に入れ直します。
【参照サイト】
ホンダライフ – Myレジェンドオブトゥデイ – Yahoo!ブログ
【1】手で持つと集中できない問題。
鏡をテープで固定してキャットアイの自転車用LEDライトで中を照らしつつ再挑戦。
【2】鏡を使うため左右反転する
見た目と動きが逆になるため、思ったように動かすことが出来ない。
【3】作業空間が狭い
給油口のロックと給油キャップの距離が近い。
指でステン棒をつまんで作業すると鏡と干渉して中が見えない。
テープで針金を繋いだが固定が緩くてむしろ操作性を悪くした。
操作するための空間が乏しい。
【4】部品の構造が把握しにくい
参照サイトの写真が逆なのと、鏡で反転した像を観ているので理解に時間がかかりました。空間図形は簡単に理解できるはずですが、付帯条件が増えると脳みそが拒否しはじめます。拒否感を和らげるため図を書きました。
図を手描きすることで理解が進みます。
これでもダメなときはボール紙で模型を作ります。
あとはファイバーケーブル付きのカメラを使うしかないけれど、そんなものはない。
日動工業 カラー液晶モニター付ファイバースコープ 防水型 IES24-1
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四角いHを横にした形の中央に開いた穴に、ステンレス棒の先を差し込んでひねれば入るはずなのですが、なかなかうまくいきません。
針金で何度も穴の位置を探って確認すること十数回。針金を使って作業してましたが最後まどろっこしくなって指でつまんで操作。やっとの思いでスイッチ側に棒の先端を差し込むことが出来ました。
樹脂部品の穴から落ちないように電工用のプライヤーでつまんで、たぶんこっちだろうなと思う方向に回したら上手くいったのです。
費やした時間は4時間。
もう一度ヤレと言われたら、もしかしたら簡単にできるかもしれない。そのときはディーラーの若い整備士に自慢したい。きっとこういわれるだろう。
「内装剥いだほうが早いっすよ」