衣食足りてマンションを買う

寒い。急に寒くなった。秋物を通り越して冬物を出して着てます。よく考えると秋になにを着るべきか考えたことがありません。

オシャレが趣味の着道楽がいうには、季節が変る度に服を買うって。仕舞う場所があるのでしょうか。洋服屋に行く話を嬉々として語り、そういうう趣味のない私はあっけにとられました。

興味の分野が変る度に古本屋で本を買い込む私の行動のうち、買う物が本から服に替わっただけなのかもしれません。だからって私は服をかわないけど。出先で寒いから買うという、実用的な理由で服を買ったとき、横に居たおしゃれ着道楽者にあきれられましたけれど、お腹が空いたらご飯を食べるくらい当たり前のこと。体面を気にしてご飯食べない。

衣食たりて住を知る、衣食のうちコロモは最低限持っていれば足りてしまいます。食足りて服を買う。現代は食が重要で服がないことがありません。時代の変化です。昔は家庭に必ずミシンがあって着る服を自分で作っていました。いまは趣味の人以外服を縫いません。

食足りて服を買い、服満たされてマンションを買う。これが現代。

暖かい服があり、ご飯がまあまあ食べられる状態でお金があったら私は本を買います。マンションを買うなら地盤の強いところにします。

中国のお金もちがマンションを投資目的で買ったりするのは、衣食が足りたからです。住を知って、つぎはどうするのでしょう。

ユニクロとすき家の次がマンションデベロッパーってことですか。どこもあまり儲かっているように見えませんけど。