沈む船に乗る

帝国海軍の軍人は戦艦大和は沈まないと思ってたらしい。当時徴兵された学生は、負け戦にうすうす感づいてた。

軍人が勝てると思い、学生は負けると思う。その差はどこからくるのかしらん。

立てると思う根拠はどこにあるのか。出来た戦艦をみて、我が海軍は素晴らしいと思うのが軍人。若い徴兵されたばかりの学生はまだ心が世間にあるから海軍が素晴らしいと思わないだけかもしれない。

原子力発電所は絶対安全とおもうのと、戦艦大和が不沈艦と考えるのは同じ。

サンクスコストなのかもしれない。次は当たるだろう、だってココまで費やしたのだからと考えるのがサンクスコスト。

沈む船に配属された急ごしらえの学徒は、そのコストを支払わないから負ける戦争と思う自由がある。

つまりは自由の問題か。考える自由はいまも少ない。

沈む船に乗るときになんとなく分ると思うのです。それは明確に言語かされなくとも、雰囲気で分ります。