画面設計もDIY

写真の構図についての本を買ったけれど、ダイニングの椅子に置いたきり見て無い。

そう私は動画の人。構図は参考になるけれど、「動き」が観たい。

いったい、どんな動画が参考になるのだろうか。

結局みたのは、東京ムービー新社とタツノコプロのアニメオープニング。70-80年代は子供むけアニメも金がかかっているので才能が集ります。

何回となく観ているアニメでも、スローにしてみると新たな発見があります。塗りミスのような先行残像?のような技法を使っているのをはじめて見つけました。普通は残像というのは移動した残りで出す物なのに、先にカゲを置いています。こんな技法は名前すらないぞ。

動画は写真以上に目線の移動を計算を要求されます。私が遊びでなんとなく撮影している動画が面白くない、間延びしているのは「画面設計」ができておらず、意図がみえないからつまらないのであります。

「画面設計」は文章で言うならば「行間」のようなもの。必須ではないけれど、あるべしもの、作者の意図を明確に打ち出した「なごり」は、意図を出す限り浮かび上がってきます。

繰返しアニメオープニングをみていると、人物には「演出」くっつきます。過度な演出は鼻につきますし、演出がなければ絵にならない。

動きのある絵とリミテッドアニメーションの技法を組み合わせたものはセル画の枚数が少なくても動いて見えます。

実写であれば写るモデルさん自体が自己演出していると、単純に撮るだけで絵になります。カメラマンはそういう人を見抜く目が利くようになりますが、モデルさんに頼る限りカメラマンの腕は上がらないのかもしれません。

カメラ映えする人を探すことは作品作りにおいて大事ですが、撮影する私に演出濃緑があれば、誰を撮っても面白くなるのですから、来年は「演出」も考えにいれて画面を作る用に心がけるつもりです(一体私は何がしたいのか)

演出の利いた「映像のお手本」はどこにあるでしょう。

ひとつは上に上げたアニメOP。それと、昭和51年の、生まれていたかどうか意識が定かではない頃の、紅白歌合戦にキャンディーズが出ていたビデオを観ています。南海が付かないキャンディーズは、いまでいうPurfumeのような三人組アイドルユニットです。アイドルを、紅白歌合戦で生放送を本気で作った結果ものすごいことになっています。ちなみにキャンデーズの真ん中は「相棒」水谷豊さんの奥方。

全国キャンディーズ連盟 – Can Wiki

世代としては松田聖子を観ているはずですが、このころになるとNHKではなく、民放のヒットスタジオやベストテンの映像となり、中継カメラやスタッフの人数が分散されますからNHKの紅白のような無茶はできず、おとなしい絵になります。

2015年の紅白を観たような記憶がありますが、なんとか坂XXの人たちが繰返し出ていたこと、misiaオルフェンスの歌をなぜか長崎で歌ってて面食らったことだけは覚えてます。坂の人よりスクールメイツを出そう。