サイクリングはなぜ楽しいのか

孤独だから。

自転車にのってヒトケの無い場所を独りで突き進むと、気分が晴れます。

気晴らしにお酒をのんで誰かと話す人もいらっしゃるようですが、私は全くの真反対で酒は要らないし話相手も要らない。強いて必要なのは炭水化物と甘い物。

遠くの山を眺めつつ廃線跡の単調なコースを無意識に突っ走ると自分の中で変化が起ります。

無意識部分の言語にならないものが言語部分と統合されるような、頭の中が整理される感じ。ちいさな人が脳内図書館の本を図書分類コードにしたがって棚に並べ替えているような。整う感じがします。

昔はちがうスポーツで代替していましたが、いつしか気軽に出来るサイクリングで行うようになりました。個人で居られる趣味が私には必要です。ひとりで居られれば別のなにか違う運動でも構わないので、たとえばマラソンでも大丈夫のはず。ただ、痛いのと辛いのは避けさせてください。