あなたに似た人

駐車場の自分の車と、手前の白いスズキの軽自動車がそっくりでした。

軽自動車にはエンジンのピストン容量が660CC以下。車台の長さと車体の高さに制限があります。そこで各社とも、制限の中で工夫を凝らして軽自動車を作ることになります。

工夫すれば各社各様の違う姿になるとは思いませんか?

背の高い軽自動車はスズキが作ってもダイハツが作っても似たような見た目となります。

材料も鉄だし開発もパソコンのなかで洗練されて極めて合理的な造形を進めると、メーカーの差など関係ないのだな、それならもう全自動車メーカーが同じ部品で同じデザインの車を作れば30万円くらいでダイハツミラくらい作れるのではないかと考えるくらい、手前の白いスズキと、奥の私の愛車が色が違えどあまりにも似ていていて、愛車に近づいて鍵を差し込もうとしてはじめて気が付きました。

それは知らない誰かのスズキの軽だったのです。数学的に正しい形どころか、同じ車種だった、似るわけです。