スコープに目を付けると痛い

偽りの心で文芸作品を読みても居心地は悪く古巣に帰るのです。
並木書房
ここちよい。

図書館に小説を探しに行きました。ふだん読み慣れない作家の本を読むのは難しい。どうして読めないのでしょう。読めない理由は文体で、あまり長い文章は苦手です。人気作家であろうと相性ですから。私にとっての人気作家は世間の人気作家とは異なります。

そして順当に機械の本とかカメラレンズの本、最後は地元の戦災手記に舞い戻りまして、やっぱりこっちかと道すがら並木書房を1冊購入して読んでおります。錆びたAKが出てきてしっくりするのです。泥の汚れと腐ったニオイは洒落た文芸とは無縁です。オシャレな君は「海燕新人文学賞」を読みたまえ、僕は並木書房だ。

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こちらはレミントンM700が出てきます。問題は使い方で、スコープに目を押し当てるようにして発砲する描写があり、うん、きっとあれだ、ドラグノフみたいな蛇腹のゴム見口が付いているのですね。

How to Avoid a Painful SCOPE BITE! – (The Rifle Scope Hitting You in the Face)
痛くない解説動画に安心して。目とスコープは7㎝以上離せとお姉さんは仰せらる。