ここから先がダメ

米軍が長崎の五島列島で投棄した伊号潜水艦がたくさん見つかる。

専門家「平和を理解するために研究したい」

心の声「わー、潜水艦だぁ!」

いまどきの女性声優が会社の中で先輩と上司と会話するアニメのコマーシャルに遭遇する。絵はみていない。芝居がいまどきで、怖くて見て無い。どうしてあんな演出をするのだろう。演出のルールがどこかで切り替わってしまった。そのときは、一体何時なのだろう。

私がアニメを観なくなったのは、弾丸がスローで飛んでくる描写が流行りだした頃で、ライフリングマークの付いた弾がゆっくり飛んでるのを観て白けた。たぶんシティハンターのころ。1話目で.357の威力が強くて、自分の手を間だに挟むことで貫通を防ぐ描写があって、たぶんそこ。もしかするとキャッツカードの指紋を取れない、髪の毛からDNAを判別できないトシのドジさにあきれたのかもしれない。

シティハンターはどうすれば良かったのだろう。ちょっと待ってもらって、弾を抜いて威力の弱い38口径のホローポイントに入れ直すと良いかも。

「エンジェル・ハート」完結、7月には転生物語「今日からCITY HUNTER」開始 (コミックナタリー) – Yahoo!ニュース
OLがあの世界に入り込む設定。ついでに槙村兄を生かして欲しいぞ。

時代劇なら切られて血が吹き出る描写はいらない。こちらはどこに分岐点があるのか明確にわかっておりまして、椿三十郎の黒澤明がワルイ。

映画も漫画もテレビドラマも、だいたい監督、演出する人の趣味に合うかどうか。あとカメラ位置が重要。こどものころいいいなあと思っていた映画やアニメを見直してみると、だいたい良くできてるのは画面設計に意図が込められていて、子供相手でも手を抜かなかったものは、大人になってもわりあいと覚えています。

あとワイヤーアクションがあんまり好きじゃない。こちらは「グリーンディスティニー」の予告をみて、こりゃだめだと。
Fight in Bamboo Forest (Crouching Tiger, Hidden Dragon).avi – YouTube
なんで飛んでるんだ?

お客を取ることを最上位に考えて突き詰めると、観ない客まで呼ぶことになります。赤い血が流れて空を飛んで、いまふうの「先輩ーぃ(ハート)」みないな声が乗って、カメラワークを失敗している映像を見た日から、私はテレビの前で寝たきりの生活になります。

どうしてあんなにわかってもらえない番組ばかりつくるのでしょう。テレビは特に顕著で、映画も毒されつつあるのは残念。

地に足を付けてがっちり固定した画面で、血が出なくて盛り上がりで叫ばない、そう、万人に受けない映画が観たいですね。これからドラマを作るかた、もし観てらっしゃったら、できれば、いえ、もしよかったらで良いので、役者を飛ばさないでいただけると幸いです。いえどうしても飛びたいなら飛んでも結構です。