ポケットにいっぱい

何かを手に入れるためには何かを処分しなくてはなりません。家の掃除をしていると、ときどき空間が等価交換とわかります。交換すべきは物と空間。そして物は大量に溢れます。供給する側の都合でどんどん作られるので困ります。

そのうち飽和点を超えること気が来ます。要らないのにこんなにある状態。100円ショップの何か。衣類、簡単な樹脂製品は、昭和の後半どころかもっと以前に増えすぎて価格競争ばかりです。

いま、絶対にできないのは価格競争をやめたところで物を作ることです。使いやすい何か。100円ショップのなにかが使いにくくて修理すると、私の修理代が上に乗るためぜんぜん安くなくなります。経済学用語ならきっと、「なんとかのジレンマ」みたいな法則が付いていそう。愛と欲望のボレロみたいな。なんとかの法則かもしれない。

先日花火の映画が公開されました。花火を下から見るか上から見るか?かな?

どこでみても良いじゃないかと思いつつ、では私ならどんなタイトルなら見るかと思うと、まあ「ザ・花火」ですね。伝統の花火職人を追ったドキュメント(もうすでにアニメじゃない)「実録the花火師」なんて最高ですね。実録ってつけるとお色気シーンが必要な気もします。

見たくないのはそうですね、あいまいなタイトルかなあ。花火を見る位置を座標位置とか経度緯度とか地名で表現すればいいのに、花火との相対位置で決めるのは、いかがなものかと存じます。円いんだからどこから見たっていいじゃない?なに、一緒に見る相手が大事なのですか。それなら「ジェニファーロペスと見る花火」みたいななにかでよさそう。タイトルをドンドン長くするとなんだか分らなくなります。

地味に誤植で有名になったのは【ポケットが虹でいっぱい】「ポケットが虫でいっぱい」イラスト/つちのこ [pixiv]

もともとは虹いっぱいだったタイトルが、ゲーム買取業者の誤植で虫いっぱいになりました。虫にも種類がありますので、私だったらフナムシだったら困ります。あいつら足取り軽すぎ。ポケットにフナムシいっぱいなら、都会の子供はきっと卒倒します。