カメラの塗装

スタビライザーの下板を加工しました。いままでは菱形に近い8角形でした。プロペラ機で翼端が四角い直線翼、そう、P51ムスタングみたいな形です。本日は中心部分を凹ませてひょうたん型のくびれを作ります。下板の側面が凹んでいると、スレッドをリュックに入れてたとき背中の丸みに沿って当たるため据わりが良いのです。

下板は1センチほどの合板で作りました。部品をすべて外し板だけとし、フリクション色鉛筆で下書き。カーブの曲げは、25センチのフライパンのフタを使いました。実質30Rぐらい。

線はひいたものの曲線を切る道具が無くて、作業場のどこかにあるだろう糸ノコで、もし見つけて使っても切る速度は限られてますから、切っているあいだに日が暮れるでしょう。かといってふつうのノコギリではうまく曲線が切れない、そこでドリルを使います。なんとなく4.5ミリのビットをつけて、ひたすら穴開け。といっても15分ぐらいで穴があいて、小刀で穴を切り繋ぎ、ぼこぼこの裁断面を削って慣らします。片刃の刃物を使って、板を胸に当て、葉物を手前に引くときついカーブもうまく削れます。

削りにけずり、2種類の紙ヤスリで慣らして、塗装に移ります。

作業場をみたら手持ちの黒ペンキは缶の中でゴム化してました。そこで100円ショップに買い出し。そのお店にはなかったので、ジャム用の密閉容器を購入。

ホームセンターへペンキの買い出し。途中、市役所の工事現場に遭遇。クローラークレーンがデカイ。途中でくの字に折れたアームはこちらに突き出されてて、「吊り荷の下に入るな」といわれても、実質吊り荷のしたじゃあないかと思いながら上を見ていたら、ボタン式に改変された信号に気が付かず交通誘導員の手を煩わせてしまいました。帰りは違う道を通ります。

アクリル塗料が高い。ちょっと先の模型屋まで行くと小さい缶のプラカラーがあるけれど、今日乗ってる重めの自転車坂を登りたくないので諦めて油性、ちいさいけれどなんだか高くないか?と思うアクリル塗料を購入。

帰宅。サイダーの入っていたペットボトルをハサミで切って、スプーンを作ります。スプーンを使ってゼリーの空容器に適量塗料を移して、わずかにシンナーを加えて混ぜて塗装開始です。まず、スタビライザーの上の、カメラのせる板の角を塗って、軸を塗って、ジンバルの金具にも塗布。それでもペンキが余ったので塗る予定になかったジンバルのグリップ。それでもペンキは減りません。カメラの金属部分が剥げていたので、あわててヤスリがけしてペンキを剥がした液晶周りも塗装。液晶は分解して塗るつもりがバラしてみると案外複雑で分解断念。ガラスにセロハンテープを貼って養生しそのまま塗装しました。

乾燥は3時間ほどですが、どれも即使う物ではないため、しばらく物置で乾燥させます。

木材だけなら水性や、プラカラーで充分。

カメラボディの金属部分を塗るためにわざわわさアクリル油性、つや消し黒を使いました。使い終わった塗料は口をぬぐってきれいにして、体重をかけてフタを押込み、100円ショップで買って置いたジャムのビンに収めました。ふうつに置いておくよりもペンキが長持ちしてくれるといいなあ。